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校長ブログ / 中学校

2026.03 UPDATE

【中学校長ブログ】2025年度修了式 校長挨拶から

 皆さん、おはようございます。

 2月22日に「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」が閉幕しました。

 17日間の開催期間中で私が一番印象に残っているのは、スキージャンプ混合団体で日本チーム4名が銅メダルを取った際に高梨沙羅選手が流した涙です。

 前回の北京オリンピックでは、高梨選手は1回目に見事なジャンプを飛びながら、直後の検査で、着用しているスーツのサイズが規定よりも大きいと判断されて失格になりました。

 記録は消えることとなり、それが影響してチームは4位、表彰台に手が届かずに終わりました。

 それ以来、一身に責任を背負った高梨選手は、競技からの引退をも、考えるほどに追いつめられたそうです。

 それでも、時間をかけて前を向き、4年後、見事雪辱を晴らすことができました。

 高梨選手はインタビューのひとつの中で、「いろいろなことがあり、その中でまた前を向いてこられたのも、多くの人たちの支えのおかげです。自分がやるべきことと言えば、結果を出すこと。それが恩返しにつながると思います。」と発言しています。

 この4年間、彼女の背中を押してくれたのは「受けた恩を返したい。」という強い思いでした。

 今日は履正社中学校の2025年度修了式になります。1年生も2年生も今日でそれぞれ定められた教育課程を終えます そして、4月からはそれぞれ進級して2年生、3年生になります。

 皆さんに思い起こしてほしいことは、この1年間、自分自身がどれだけ多くの人々と関わりその中で成長できたのか、ということです。

 ドイツの哲学者エーリッヒ・フロムは、「他者は『自分を映す鏡』であり、孤独な個を真の自己へと導く『希望』だ。」と述べています。

 人間は他者と関わり合う機会が増えれば増えるほど新しい考えを取り入れ、その結果新しい自分に出会えるのです。

 学校は多くの人々が関わり合い、学び合い、成長する場です。

 皆さんは修了式の今日、改めて家族、先生、先輩や後輩、そして同級生へ感謝の気持ちを新たにしてください。

 これこそ、「校訓 三綱領(こうりょう)」の三つ目「報本反始(ほうほんはんし):自分を今日あらしめている根本である先人の恩に報いること」だと思います。

 そして、来年度は皆さんが周囲の人々に恩返しをして、さらなる成長の機会にして欲しいと願っています。

 皆さんと同様に、私自身も、今後多くの人々から受けた恩義に報いていくつもりです。

2026年3月19日

(2025年度修了式校長挨拶の内容です。冒頭の高梨沙羅選手のイメージは江川がAIにより作成しました。)                      

中学校長 江川昭夫

江川がAIによりイメージ作成

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