大阪・関西万博の開幕日(4/12)に展示飛行する予定だった航空自衛隊アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」ですが、悪天候のため飛行は中止になってしまいました。
その再チャレンジが7月12・13日(土・日)に行われ、好天のもと、本校がある豊中市内でもその様子を見ることができました。
「ブルーインパルス」が生まれたのは1958年のことです。アメリカ空軍のアクロバット飛行に感銘を受けた3人のメンバーにより、静岡・浜松基地に非公式のチームが結成されました。
やがてチームは正式なものとなり、愛称が公募され、「天竜(てんりゅう)」の名が採用されましたが、後に現在の「ブルーインパルス」という名称に変更されています。
創設当時は4機編成でしたが、現在は6機編成になっていて、航空自衛官43,000人の中から選ばれたエースパイロットが任期3年毎にその技を継承しています。
「ブルーインパルス」の名を広く知らしめたのは、1964年の東京オリンピックと1970年の前回の大阪万博での飛行展示です。
”Blue Inpaluse”は「蒼い衝撃」という和訳が一般的です。
青空で技を繰り広げ、地上でその姿を見た人に衝撃を与えるというその名称は、日々訓練に明け暮れる隊員の方々の想いを表しているように感じます。
空は限りがない、無限の空間です。それは無限の可能性を秘めている生徒の皆さんの未来と重なります。空を何も考えずにただ飛んでいては何も得ることはできません。
「ブルーインパルス」の隊員の方々のように想いや目的を持って飛ぶことで、自分自身に達成感が生まれ、周囲の人達にも良い影響が広がるのだと思います。
これから始まる夏休みも同様です。
限られた40日程度の期間ですが、生徒の皆さんにはぜひ想いや目的を持って過ごし、有意義なものにしてほしいと願います。
2025年7月19日(第1学期終業式校長挨拶の内容です。)
中学校長 江川昭夫

