「しっかり、まっすぐ」輝く星をつくります。
教育においては、どんなに社会が変化しようとも、「時代を超えて変わらない価値のあるもの」(不易)があります。履正社には100年を超える歴史によって育まれた良き伝統があり、その中で、正義感や公正さ、自らを律しつつ他人を思いやる心など、いつの時代、どこの国においても大切にされなければならない資質を培ってきました。
一方で、教育は、「時代の変化とともに変えていく必要があるもの」(流行)に柔軟に対応していかなければなりません。本校では、今年度開設した「学術基盤センター」を中心に、急激に変化していく社会の中にあって、広い視野を持ち、深く思考し、主体的に学び続けることができる人財を育成します。
中学生は、「自分はどのように生きたいのか」「自分は将来何に貢献できるのか」といった、自らの人生に対する問いを持ち始める時期です。希望と不安の狭間で思い悩む中で、次第に自分が大事にしたい価値観が形成されていきます。丁寧な指導を積み重ね、生徒達が個性を輝かせて、自らの人生を「しっかり、まっすぐ。」力強く歩んで行けるよう、励ましていきたいと考えています。
令和6年4月 江川昭夫