「 しっかり、こつこつ 。」

　皆さん、こんにちは。中学校校長の江川です。
4月20日は102周年の創立記念日でした。創立の理念に思いをはせる時でもあると思います。ここでは、第一学期始業式でもお話しました「勤労愛好」について触れたいと思います。以下はその時のまとめです。
①「勤労」とは、学生の皆さんならば勉学を示す。なぜ学生は勉強するのか？
②ジャーナリストの池上彰さんは「私たちは、日本や世界で働く誰かと、知らず知らずのうちにつながっている。一人ひとりが仕事をして、その成果のおかげで、私たちは便利で快適な生活を送ることができている。」という一節がある。
③私たちは「助け合い」でつくられるこの社会の一員になるために学び働く。
④勉学や労働の原点はそこにあり、皆さんの前には日本だけではなく世界が広がっている。
⑤可能性が無限であるからこそ、自分が社会で何を成すべきかについて迷うことも多い。
⑥自分の人生を楽しいものにしたいなら行動するしかない。自分の未来を切り拓くことができるのは自分だけ。
　

　人はゴールの設定をすることで人生を楽しめます。NHKのプロジェクトXが再開されました。この番組が人気あるのは、「困難な中でゴールを設定して、その人生を楽しむ」までを描いて人々の心に訴えるからだと思います。
創立100周年の記念ロゴのメッセージは「履正不畏（りせいふい）」からの『しっかり、まっすぐ。』だと想像できます。「勤労愛好（きんろうあいこう）」は「しっかり、こつこつ。」だと思いつきました。
今年度から開設された「学術基盤センター」は創立100年を期しての施策に他なりません。皆さんが「しっかり、こつこつ。」学んで、生きる基盤となる力を育てられるよう、支援していきます。
2024年4月23日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中学校校長　江川昭夫