6月19日に本校中学軟式野球部40名が阪神甲子園球場で行われた「阪神タイガース対千葉ロッテマリーンズ」のプロ野球交流戦に招待されました。
当日は、履正社高校出身の阪神タイガース・坂本誠志郎選手と千葉ロッテマリーンズ・安田尚憲選手を応援するプラカードを持参して、両選手が出場したタイミングには大きな声でエールを送りました。
その応援の様子は、翌日のスポーツ新聞で記事になりました。
ところで、なぜ野球はきりの良い10回ではなく、9回制のスポーツなのでしょうか。
実は、野球が誕生した当初は、現代のように回数制ではなく「21点先取した方が勝ち」というルールでした。さらに、昔は「フォアボール」がなかったそうです。そのため、試合が長引き、1日をかけても決着がつかないこともありました。
このルールでは困ると声をあげたのは、野球選手ではなく、料理人でした。昔、試合後に相手チームを食事に招いて親睦を深め合うのが習慣になっていて、チームにはお抱えの料理人がいたそうです。
料理人がある程度試合が進めば終了時間を予測でき、そこから逆算して料理を作り始められるようにしてほしいと申し入れ、1857年にルールが変更されました。ちなみに、なぜ「9回」になったのかについては諸説あります。
6月30日から1学期期末試験が実施されます。
期末試験に向けての準備学習を進める際には、先述の料理人と同じ「逆算をする」という視点が大切です。
定められた範囲の学習を定められた期限までに完了させるためには、見通しを持って学習を進める必要があるのです。
ぜひ、期末試験を目標に、「しっかり、コツコツ」今学期の学習の総まとめをしてほしいと願います。
2025年6月24日
中学校長 江川昭夫

