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校長ブログ / 中学校

2025.05 UPDATE

【中学校長ブログ】“PDCAサイクル”という考え方とは?

 1学期中間試験が終わりました。結果に一喜一憂しているのではないでしょうか?そんな皆さんに伝えておきたいことがあります。

 中間試験や期末試験のように、学校では定期的に試験が実施されます。それでは、なぜ試験は行われるのでしょうか?

 試験は教員が皆さんの成績をつけるためだけに行われるのではありません。試験は、皆さんが自らの現在の状態、特に不足しているところを測るための大切な道具です。

 皆さんが自分の本当の姿を思い知らされるのは、実につらいことです。しかし、自分の現状をまずしっかり受け止めて、それをどう改善・改良していくかが大切なのです。

 皆さんは、“PDCAサイクル”という考え方を知っていますか?

 Plan・Do・Check・Action、これら4つの英単語の頭文字をとって、“PDCAサイクル”と呼びます。

 これはビジネス界においてよく使われる言葉ですが、学習における試験勉強においても有効な考え方です。

 まずは、 P:試験勉強を計画する、つまり計画づくりです。

 次に、D: 試験勉強を実行する、つまり計画に沿った試験勉強です。

 さらに、 C:ふり返る、つまり試験勉強を自分自身で反省します。

 最後、に A:改善する、つまり、試験勉強の質を上げるのです。

 このサイクルを回し続けることで、だんだんと、皆さんには自分の勉強の「型」ができあがるはずです。

 試験についてばかりでなく、“PDCAサイクル”を回すことに慣れるようにして欲しいものです。実は、物事に取り組む時に必要な手法なのです。探究活動ということも授業の中で取り入れられていると思います。この時もこの手法により、活動がより活発で効果的になることは請け合いです。

 これからは、気候も心身にはしんどくなりますね。

 心身の管理も忘れず。 ”PDCAサイクル”を忘れずに、この中間試験が皆さんにとっての成長の機会になることを願っています。

2025年5月25日                          

中学校長 江川昭夫

国語科の授業でも対話を重視します。
プロジェクターで先生のCheckが入ります。

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