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校長ブログ / 高等学校

2024.12 UPDATE

2学期終業式を行いました

 12月25日(水)に、2学期終業式を行いました。私の挨拶は、Meetを用いて、各教室に映像付きで、配信しました。長文ですが、掲載させていただきます。 

 皆さん、おはようございます。今日で2学期も終わりです。いつもでしたら、クラブ活動を中心に、2学期を振り返ってみるのですが、今年は、この限られた時間では、紹介しきれないほど、強化クラブの皆さんだけでなく、学藝コースの皆さんも、積極的に活動してくれました。この後の表彰で、紹介いたしましょう。そして表彰は、されないけど、日頃の練習の成果を、文化祭やイベント、公式戦や大会、コンサートやライブ活動で、表現してくれた皆さんも、たくさんいらっしゃいます。
 11月26日に1年生、12月5日に2年生の「RISEI CUP」を開催しました。「総合的な探究の時間」で取り組んだ成果をスライドにまとめ、まずクラスで発表会を行い、クラス代表1チームを、相互評価で選び、各クラスの代表チームが、記念ホールに集まって、発表しました。外部の方や企業の方に審査していただき、各学年の第1位~第3位を決定しました。プロジェクトメンバーとして大会を裏から支えてくれた皆さん、ありがとうございました。探究活動の全国大会として、「QUEST CUP」があります。「QUEST CUP」には、クラス代表だけでなく全チームがエントリーします。そのエントリーが、12月23日に完了しました。去年の「QUEST CUP」では、1年生1チーム、2年生2チームが、東京の明治大学で発表を行い、1年生の「はなえちゃんClub」が、ロールモデルの部門で、グランプリ、全国優勝となりました。今年も結果を楽しみにしています。
 さて、皆さんは「総合型選抜」という大学の入試方法を知っていますね。「総合型選抜」は、大学側が求める人物像と合致した人を探すため、エントリーシートや面接、小論文、プレゼンテーションなど様々な試験を組み合わせて評価する入試方式です。3年生の中には、総合型選抜で、志望校合格を果たした人も、たくさんいますね。おめでとうございます。「総合型選抜」で最も問われるのは、「あなたは、今まで、どんな活動を行ってきたか。その活動を活かして、大学で何を学び、どう将来に活かしていきたいのか。」という意欲や情熱。そして志望動機や大学での研究内容を、具体的に、言葉と文書で、表現できること、そのためには、自分自身そして大学について深く理解することが必要です。探究活動等で培った探究力や表現力、そして何より、履正社高校で充実した高校生活を送ることが、「総合型選抜」で合格を果たすための王道だと思います。1、2年生、積極的にチャレンジしてください。もちろん、知識や技能も必要ですよ。
 皆さんは、今年も様々な取組みを行ってくれました。その様子を、オープンスクールで、中学生やその保護者の皆さんに、紹介しました。オープンスクールは、全部で13回開催しました。毎回、生徒会の皆さんが、お迎えの挨拶や会場案内に加えて、手作りの動画で、履正社高校の日常を紹介してくれました。そして、「しゃべり場」を開いて、中学生からの質問に答えてくれました。おかげさまで、多くの皆さんが来てくださり、大変好評でした。生徒会の皆さん、そしてウエルカムパフォーマンスを披露してくれた吹奏楽部、チアリーディング部、ダンス部の皆さん、ホントにありがとうございました。生徒会の皆さんは、生徒会新聞の発行、電子目安箱の設置、朝のあいさつ運動など、様々な活動をしてくれました。そして今、「クリスマスツリーに願いを!」を開催中です。今日のお昼までの掲示となります。願い事や飾りつけがまだの人は、ぜひ飾ってくださいね。みんなで立派なクリスマスツリーに仕上げましょう。
 このように、学習、クラブ活動や学校行事などで、実際に活動してくれている皆さんの姿こそが、一番のPRです。一方、「歩道を広がって歩いていて、通られへんやないか。」「自転車でぶつかっても、知らん顔で、通り過ぎる。」「電車で、大きな声で話していてうるさい。」とのお電話を、引き続きいただいています。また、校内でのルール、特に携帯電話やタブレットの使用ルールが、守れない人もいます。
  「天知る 地知る 我知る」
 誰も知らないだろうと思っても、天地の神は、知っている。何より自分が、知っているではないか。私たちは、誰も見ていないからいいだろうと、ついつい、良くない行いをしてしまいます。何か行動を起こすときは、この言葉を思い出し、ホントにこれでいいのかと、よく考えてから行動してください。
残念ながら、世間の風潮として、自分のことは棚に上げ、他人のミスを必要以上に責め立てる、「自分には甘いが、他人には厳しい」傾向が見受けられます。そうだからこそ、逆に私たちは、「自分には厳しいが、他人には優しい」自律と自制、そして寛容の精神を持って、行動しましょう。登下校時は、人は2列(気持ちは1列)、自転車は、車道の左側1列を守るとともに、前後左右に意識を向けて、近づいてくる人を見かけたら、さっと道を譲る、スピードを落とすなどの思いやりを持ちましょう。誰も見ていないだろうなどと、タカをくくっての、信号無視、スマホの無断使用などは、絶対やめましょう。皆さんなら、できるはずです。皆さん一人ひとりが、履正社高校を背負っている看板です。
 最後に、秋アニメも、終わろうとしています。皆さんのお気に入りは、何でしたか。私の一番のお気に入りは、「チ。-地球の運動について」です。舞台は15世紀ヨーロッパ、当時は宗教が生活の中心となっていて、その教えに反するものは「異端思想」として、拷問や処刑などの厳しい迫害を受けていました。「神がその姿を写した人間が住む地球こそが宇宙の中心なのだ」という<天動説>が当時の真理でした。そんな時代に<地動説>を研究し、その研究材料を異端審問官に発見されながら、自らの命をかけてまで、宇宙の真理を追い求めた人々の情熱が描かれています。その「チ。」から、セリフを紹介しましょう。
  「私は、命を張る場面でこそ、直感を信じる。」
  「信じて間違ったら、どうするんですか?」
  「構わない。不正解は、無意味を意味しない。」
 自分を信じて選んだ道が不正解だったとしても、それは無意味を意味しない。不正解さえも自分の糧とし、正解へ近づこうとする研究者の強い意志と覚悟は、主人公の生き方に大きな影響を与えました。皆さんも、失敗や間違いを恐れず、自分の考えをしっかりと持ち、「履正不畏」の精神で、正しいと思った考えを、何ものも畏れず、実践してください。
 最後に3年生、進路の決まった人、改めておめでとう。よく頑張りました。まだ決まってない人、共通テストや一般入試で、これから本番を迎える人、現役は、これからどんどん力がついていきます。自分を信じて、進んでいきましょう。
 そして、皆さんとは来年もまた、元気な姿と、優しい言葉と明るい笑顔で、お会いしましょう。

 続いて、校外で活躍してくれた皆さん[女子硬式野球部 (第20回記念伊予銀行杯 全日本女子硬式野球選手権大会 第3位、2024年度関西女子硬式野球リーグ ラッキーリーグ アクティブの部 優勝)、硬式野球部 (令和6年度秋季近畿地区高等学校野球大阪大会 優勝)、サッカー部(令和6年度 第79回大阪高校総合体育大会兼第103回全国高校サッカー選手権大阪大会 準優勝)、テニス部(令和6年度大阪高等学校秋季テニス大会 男子団体の部 第3位)、柔道部(第74回大阪高等学校柔道新人大会 女子の部個人63kg級第3位 男子の部個人81kg級第3位)、書道部(全国書写書道教育振興会 第40回全国硬筆コンクール 特選)、第45回大阪府高等学校芸術文化祭 囲碁部門(団体戦 第3位 個人戦 第2位 第4位)]、校内で活躍してくれた皆さん[令和6年度体育祭(学藝コース優勝2年17組、準優勝2年10組、第3位2年5組:競技コース優勝2年2組、準優勝1年3組、第3位3年1組)、RISEI CUP 20改めて24(2年Aブロック グランプリ2年1組「パピヨン」、準グランプリ2年7組「新しい出会いに拍手」、第3位2年5組「Polaris」:2年Bブロック グランプリ2年14組「Retro Modern」、準グランプリ2年15組「ググるなヤフれ」、第3位2年12組「Mt.Fuji」:1年Aブロック グランプリ1年12組「nekotomo49@instagram」、準グランプリ1年11組「ひよこ」、第3位1年9組「本田宗一郎研究会」、審査員特別賞1年14組「逆撃の覇者」:1年Bブロック グランプリ1年6組「安部ンジャーズ」、準グランプリ1年5組「本田翼組」、第3位1年4組「ミスター牛丼Jr.」)、校内縄とび検定(超特級 男子なし、女子2名:特級 男子1名、女子5名:1級 男子2名、女子17名:2級 男子23名、女子14名)、2024年度第2回全校一斉英単語テスト(満点者 1年25名、2年17名、3年34名 合計76名)、2024年度第2回全校一斉漢字テスト(満点者 1年26名、2年17名、3年21名 合計64名)]を表彰しました。

 続いて、生徒指導部からの話を行いました。最後に、生徒会から「3学期に食堂メニューについてのアンケートを行います。」の連絡があり、2学期終業式を終了しました。

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