8月6日(火)は、高2がメインのEngadine HSではシドニーへの遠足に行きました。電車でシドニー市街地へ。バスでの移動もいいですが、電車で移動となると結構地元感が溢れて来ますね。初日の到着直後は、あれこれ時間が押しまくっていたため、ゆっくり見られなかったシドニー市街地ですが、週末にホストファミリーに連れて来てもらった人も、そうでなかった人も、世界遺産のオペラハウスやハーバーブリッジをはじめ、教会やタウンホールなど、シドニーハーバーの景色やボートも心ゆくまで楽しみました。
高1メインのMt Annan HSは、昨日動物園でしたので、今日は大人しくお勉強…と見せかけて、明日のさよならパーティーに向けた仕込みの時間と、それぞれの時間を過ごしました。1時間目の音楽、2時間目の木工と、担当の先生が工夫を凝らして盛り上げてくれていますし、3、4時間目はバディと一緒の授業に参加。束の間、現地校の生徒になりきる時間です。午後はESLで、ホストファミリーへのお礼の手紙を書きました。オーストラリアでは一般的なお礼の品であるチョコレートを封筒に一緒に入れて…。
どちらの学校でも、生徒さんは、到着したばかりの時の所在無げな様子から一転し、もうすっかりそれぞれの学校に溶け込み、そこでの日常を普通のこととして捉えているように見えます。現地の生徒さんと一緒に笑いながら廊下を歩いたり、お出かけの時にふざけ合ったりする様子は、ここに一週間しかいない人たちとは思えないくらいです。
でも、現地校に登校するのは、早いもので明日が最終日。明後日の朝には学校に集合するものの、そのままバスに乗って空港に移動し、そのまま機上の人になります。ある生徒が言っていたのですが、「寂しい…けど、帰れるのは嬉しい…。なんか複雑です…。」この複雑な気持ちは、海外に出たことのある人、しばしの別れを経験したことのある人は、実はみんなが知っている気持ちだったりします。こういう気持ちを知ることで、私たちは人とのつながりの大切さや、普段当たり前にあると思っているもののありがたみを知るのかもしれませんね。
こちらに来てから、生徒さんの目覚ましい成長と、そのポテンシャルの高さに改めて驚かされることが多いです。「可愛い子には旅をさせよ。」それを後押ししてくださっている保護者の皆様のご決断には敬意を表しますし、それに応えられる成長を現地から報告できること、嬉しく思います。