皆さん、こんにちは。校長の江川です。
9月17日、本校に豊中警察署生活安全課スクールサポーターの吉田さんが来校され、中学1年生に対して「SNSの適正利用」について講演をしてくださいました。吉田さんは、30年近くの警察勤務の中で経験した様々なショッキングな事例を紹介されました。「このような事件が毎日起きているのが現実であり、皆さんは被害にあわないように自分の身を自分で守らなければならない」という話があり、さらに「皆さんもSNSを使って人を傷つけ、相手の人生を大きく狂わせる可能性がないとは言い切れない。SNSを使う時には、細心の注意を払わなければならない」ともおっしゃいました。最後に「人を傷つけない、自分も大切にする、という言葉を胸に刻んでSNSを使用するようにしてください」と強調して、話を締めくくられました。
ところでなぜ、このような講演をこのタイミングで企画したのでしょうか?理由は、学校生活に慣れたこの時期に、皆さんに友人との付き合い方を見直してほしいと考えたからです。私は、直接の会話でもSNS通してのやり取りでも、大切なのは「相手の気持ちを想像する力」だと考えています。言葉を発する前に、一瞬でも「相手が自分の言葉をどのように受け止めるだろうか」を考えられたら、人間関係がより良いものになるはずです。
今週末には文化祭が控えています。今年の文化祭は「履正社青空フェスタ」と銘打ち、現在準備を進めているところです。文化祭準備では多少意見が違っても、十分に話し合って協力し、物事を進めていってください。中1生の皆さんには今回のお話をいかしてくれることを、また中2・3生もクラスのチームワークを最大に発揮して、思い出に残る文化祭を「しっかり、笑顔で!」作りあげてくれることを、心から願っています。
2024年9月20日
中学校長 江川昭夫