BLOG

校長ブログ / 高等学校

2026.01 UPDATE

【高校校長ブログ】Vol.22 ☆When you wish upon a star

 こんにちは、篠岡です。寒いです。先週からの大寒波襲来で日本海側は記録的大雪のようです。大阪も先日雪がちらつきましたが、積もるまではいきませんでした。でも、夜になると氷点下前後になり、そのあまりの寒さに日課のwalkingを思わずさぼりたくなりました。が、「一年の計」を思い出し(Vol.19・20参照)戸外に飛び出すと、あまりの寒さに自然にrunningになってしまいました。当然スタミナが最後まで持つわけもなく、途中で足を止め、何気なく夜空を仰いだところ、あまりの星空の美しさに見とれてしまいました。まさに「冴えわたる(冷たさによって視覚的・聴覚的など何かが際立つ様子)」でした。その時、幸運なことに偶然一筋の流れ星を発見したのですが、撮影はもちろん、願い事をすることも叶いませんでした(残念)。

 この時ふと、「なぜ冬空は星がきれいに見えるのだろう」と思い、後で調べてみると、

1.冬は乾燥し、空気の透明度が上がる(空気中の水蒸気減少で光の拡散率が下がる)。

2.北半球では冬に高い位置で明るく見える星座が多い。

3.冬は大気の密度が低くなり、星の光が地表に直接届きやすくなる。

などの理由があるからだそうです(昔、理科で習ったかもしらんけど……忘れた)。

 さて、そもそも「流星(流れ星)」って何なのか知っていますか? 実は「星」とは言っていますが、これはせいぜい10g以下の宇宙の塵が地球に突入する際、大気との摩擦で燃え輝く現象なのです。だから長くても数秒で消えてしまうんですね。この数秒の間に、そう簡単ではないけれど頑張れば可能ということで、「同じ願い事を三度唱えれば願いが叶う」となったのかもしれません。「流れ星」は1日数兆は飛来し、そのうちの約300個は肉眼で見えるそうですから、冬空を眺めていれば今回の私のように偶然見つけられるかもしれませんね。

 また、これとよく混同されるのが「彗星(ほうき星)」です。こちらは太陽を公転する小惑星(直径数十㎞)なので、滅多にやって来ませんが、見える時期が予測できるし、輝いている時間も長いので、こちらへの願い事はご利益薄めですかね。

 右の二葉の写真は、本校中学部主催、今年度で15回目を迎えた「スターウォッチング(天体観測会)」でのものです。毎年秋に理科部が中心となって地域の星好きの方々もお招きした500人規模の一大イベントです。高校生の皆さんももし興味があれば、来年度参加してみませんか? STAR WATCHING 2025 (15周年記念大会)報告 | 履正社中学校・高等学校

流れ星(AI)
スターウォッチングより

 「流れ星」と「願い事」のくだりは世界各地に広まっていますが、元々はキリスト教由来が有力とのことです。簡単に説明すると、天国の神様が地上の人間たちを観察する時に平素は閉ざされている天界の門が開き、その合図が「流れ星」の輝きだというのです。よって人々は「流れ星」に願うのではなく、その瞬間に開いた門の先にいる神様に願いを届けようとしたのです。因みに、その数秒の間に唱えられる言葉の数は限られているので、定番は「money money money」だそうです。ちょっと笑ってしまいますが、あながち迷信とも言えません。一説によると ‘プラシーボ効果(「ただの小麦粉を薬だと偽って飲ませたところ、約3割の患者の病が改善された」という実験結果より=まさに「病は気から」)’ が働き、意識・無意識に関わらず、その願いの成就に向けて人は努力することもあるからです。宗教や占いなど、単に神頼みだけしてボーッと過ごしていても何も起こりませんが(悪用なんてもってのほか)、それをモチベーションや心の支えとして自らもそれに向かって能動的になるなら、それは形を変えた「有言実行」になりますからいいんじゃないでしょうかね。

 最後に表題&冒頭写真について…。これは高校生徒会が企画したイベント『星に願いを(When you wish upon a star)』ですが、多くの生徒が様々な願い事を託してくれました(願いが叶うようみんな積極的に動いていこう!)。また余談ですが、この言葉から連想されるのは、かの有名なディズニーの「ピノキオ(1940年)」の主題歌です。この曲はジャズのスタンダードとして様々な有名歌手がカバーしていますが、中でも私のお気に入りシンガー、Billy Joel バージョンを紹介して終わりたいと思います(版権の関係でリンクは貼れませんが、良かったらYouTubeで検索してみてください)。今夜もBillyの曲を聴きながら、皆の願いが叶うよう祈りつつ、星空を眺めに歩いてきます。

TOP