BLOG

ブログ

2025.11 UPDATE

STAR WATCHING 2025 (15周年記念大会)報告

11月1日(土)の夕刻、快晴の空のもと、「STAR WATCHING」が開催されました。折から「レモン彗星の接近」と「土星の輪の消失」というマスコミにも何度も取り上げられた天体現象の真っ最中だったこともあり、約600人もの方が本校に集まりました。この日は天も味方してくれたようで、雲一つない快晴にも恵まれ、また後半には宇宙ステーションが上空に現れて、夜のグラウンドに時ならぬ大きな歓声がわきました。それでは当日の様子のご報告をしたいと思います。

前半は恒例の「オープニングセレモニー」です。これから見る天体の事前学習が主ですが、生徒たちの普段のおもしろ画像には大爆笑が起きていました。
応援団体「星くらぶM57」の代表者あいさつです。右端は本校卒業生で、中央は小学3年生です。年齢の壁を越えた応援態勢です。
こちらも毎年応援に来てくれている「神戸大学天文研究会」の学生さんの代表です。左の教員もOBですが、隔世の感がありますね。
15周年記念大会ですので、初めて「天体観測の生中継」をやってみました。外の望遠鏡で見えている「レモン彗星」を会場内で投影しました。
さて、いよいよ天体観測の開始です。中学校理科部の生徒たちの誘導で、グラウンドにずらり整列した大型望遠鏡に向かいます。
普段見慣れているはずの「月」ですが、まったく違って見えました。
望遠鏡だけでなく、分かりやすい模型や大型スクリーンの投影などもあり、まるでアトラクション会場のようです。
星の中にも、生まれたばかりの星と終わりを迎えつつある星があることを初めて知った瞬間でした。
大望遠鏡の中でも目立つ大型のものには、さすがに順番待ちの列ができていました。
輪が消えてしまう寸前の土星の姿を、多くの方が自分の目で確認しました。次に同じ現象が見られるのは、15年先のことになります。
自慢の人工芝グラウンドが広いので、600人の人が集まってもこんな感じです。
中学3年生と大学3年生の交流です。普通では見られない光景ですね。
「星くらぶM57」の方の天体観測専用カーです。元消防車を改造したもので、会場でもさん然と輝いていました。
これが話題の「レモン彗星」全景です。不意に現れ、太陽に接近すると溶けてしっぽが出ます。そしてまた数千年のかなたに帰っていくのです。この写真は今回の参加記念品にさせてもらいました。

【参加者アンケートより】  大量のアンケートが返ってまいりました。ご声援もありがとうございました。

・星のことだけでなく,人工衛星の動画や動物の写真などもあって,理科がとても好きになる時間だった。(前半・オープニングセレモニー)

・参加者の興味を引くような楽しいおはなしが聞けたので、ここの授業を受けてみたくなった。(前半・オープニングセレモニー)

・また来年も来たい。すぐに図鑑を買いに行きたい。

・大きな望遠鏡が大迫力だったし、月の表面がはっきり見えることに驚いた。また土星の輪が細くてまるで串のように見えて、感動した。

・普段は見えない星々を見ることができたのが良かった。私たちが普段、いかに光の中で夜を過ごしているのかを思い知った。

・来校時よりみなさん挨拶が元気よく,「楽しんでいってください」という声かけも大変うれしかった。また先生方と生徒さんの距離の近さも素敵だと感じた。

・スタッフの生徒さんを見て「わが子もこんな子に育ってくれたら」と思うことばかりでした。

・星好きの娘と二人で参加したが,自宅の望遠鏡よりも大きく鮮明に見えることに感動した。娘も理科部に入ってみたいと言っており,来年もぜひ参加したいと思う。

・初めて参加したが,いろいろな種類の望遠鏡があり,とてもきれいに見えて感動した。学校がこのような地域に開かれたイベントをしてくださることで親近感がわき,学校の印象もとてもよくなった。準備が大変だと思うが,今後もぜひ開催してほしい。

TOP