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校長ブログ / 高等学校

2025.12 UPDATE

【高校校長ブログ】Vol.18  “ RISEI CUP 2025 ” part2 コーポレートアクセス編

 こんにちは、篠岡です。期末試験も無事終了。校内探究発表会 “RISEI CUP” part2、2年生による『コーポレートアクセス』が12/5に開催されました。これは、〈教育と探求社〉さんの橋渡しで実在の企業へのインターンを体験し、働く意義や経済活動を学び、将来のキャリア意識を醸成するプロジェクトです。

 右の企業からグループ毎に1つを選び、実務を学びながら、企業から出されたミッションに取り組み、主体性、創造性などを育みつつ探究活動します。part1と同じく、これもクラス内のプレゼン(予選)で1位となったチームが代表としてこの本選 “RISEI CUP” に進みます。

 2年生はクラス数が多いので、午前・午後の2部制で行われました。我々審査員は、1.調査力、2.論理性、3.表現力、4.独創性、5.探究力、の5項目で採点し、以下の7チーム✕2ブロックからそれぞれ3組ずつ入賞チームを決めていきます。

 今回、各チームに課されたミッション、「〇〇〇を提案せよ!」は……、

・イオンリテール…「平和がはじまる当社が本気で取り組むべきチャレンジ」

・いちご…「わたしの豊かさが伝播する当社の新プロジェクト」

・キモノハーツ…「次世代のカルチャーを築く当社の新プロジェクト」

・ダイワハウス…「生きる歓びが溢れる未来の景色」

・テクマトリックス…「挑戦が連鎖する世界を創る当社の未来のプロジェクト」

・日清製粉…「私達がのぞむ未来へ適合するために当社がやるべき新事業」

・パナソニックエナジー…「ちょっとした発見で人の未来を創る当社のプロジェクト」

について、それぞれ探究していきます。実際、ミッション(企業)がかぶったチームも多々ありましたが、各々が独自の切り口でアプローチしたため、どれ一つ似通ったプレゼンはなく、2学年約600名(100チーム)の頂点の14チームの発表だけあってどれも見応え充分のものばかりで、高校生目線の斬新な提案の数々は大人の我々も学んだり気づかされたりすることの連続でした。

 

 さて、それではお待ちかねの結果発表です。

 まず👑グランプリは……。

第1部、2年6組 錦上添花

「着物(和柄)を日常に溢れさせ生活に彩りを」というテーマの正統派のプレゼンでした。しっかりした調査力に裏打ちされた明快な発表で、「身の回りの物への和柄の浸透や、和服のリメイクを促進させ、着物の伝統を守りつつその敷居の高さを下げて日常的なものにしたい」というメッセージが強く伝わりました。

第2部、2年11組 自宅考案班

「生きる歓び=充実した生活=夢の住まい」というテーマの寸劇調プレゼンでした。演出は軽いタッチでしたが、構成はしっかり練りこまれており、“BRAIN HOUSE 99”というAIを駆使した近未来型住宅によって、人々の「生きる歓び」を充足させたいというチームの熱い思いがダイレクトに伝わる発表でした。

続いて、準グランプリは、

1組 ダイワレンジャー        8組 一エネルギー ⇨

最後に、第3位は、

2組 巴投げともこ        14組 ジャスコファミリー ⇨

となりました。皆さん、おめでとうございます。

 今回の受賞チームだけでなく、他のチームも含め、春の全国大会 “QUEST CUP” にお声がかかり、1チームでも多くが出場できることを期待しております。

 これにて、2025年の第4回 “RISEI CUP” を終了しますが、高1の “ロールモデル” 、高2の “コーポレートアクセス” 双方を振り返ってみて、発表チームの熱意はもとより、観客の熱中度の高さ、つまり会場全体の一体感にはほんとうに感心しました。この点は〈教育と探求社〉代表の宮北様からも「他校と比してもトップクラスだ」と絶賛いただきました。ここで学んだことは、今後もすべての「学び」の場で活かされるべき、各々にとって貴重な体験となるでしょうから、皆さんの今後の成長を大いに希求して結びたいと思います。皆さんお疲れさまでした。

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