▼ 在校生インタビュー① : 学藝コース 倉光美優愛さん
▼ 在校生インタビュー② : 競技コース 宗佐大地さん
※データは取材時点のものです。

―― 履正社を選んだ理由を教えてください。
「学校で勉強がしっかりしたいと考えて、私立を選びました。その中で、放課後の専攻ゼミと部活動を両立できるシステムが自分に合っていると思ったのが決め手です」
―― 入学してみて、印象は変わりましたか?
「想像していた通りの学校生活で、楽しく過ごせています。毎日早朝テストから始まって、6 時間目が終わった放課後は数学の国公立進学ゼミ、英語の英検対策ゼミ、古典のスタンダード進学ゼミを受講しています。ゼミがない日は週に3 日弓道部で練習して、とてもメリハリがきいていると自分でも思います」
―― 好きな授業はありますか。
「私はもともと数学が好きなので、やっぱり数学の授業ですね。わかりやすくて楽しいので、自分でももっと頑張ろうと思えます」
―― クラスの雰囲気はどうですか?
「私は体育委員をしているのですが、大人しい子も、私のように騒がしい子も(笑)、みんな個性的で、仲が良いクラスだと思います。最近は休み時間に友だちと話したり、クラスのみんなで騒いだりするような、何ということもない時間を過ごせていることがすごく貴重だなと感じていて。この雰囲気が私は好きですし、履正社に入ってよかったと思います」
「ああ、私はああいうことが好きなんだ」
―― 将来の進路のビジョンがあれば教えてください。
「中学校の数学の先生になりたいと思っています。以前から、人に教えるということが好きなので。姉が教員資格を持っていることも影響していると思います」
――「人に教えた」エピソードを何か紹介してください。
「中学生のころ、友だちと一緒に問題を解いている時に『わからない』と言われて、教えてあげたら友だちがその問題を解けるようになりました。人に教えることで自分の理解も深まるし、人の役に立ったというよろこびもある。
『わかりやすい』と言われたら、とても嬉しい。最近、将来の進路を考える中で『ああ、私はああいうことが好きなんだ』とふと思うことがありました」
―― 目標としている人はいますか?
「中学校の時の担任の先生を尊敬しています。若い先生なのに、どんな時も生徒に寄り添ってくれて、トラブルがあってもちゃんと話を聞いてくれる。おかげで気持ちが落ち着いたり、クラスの友だちが救われたりしたことがたくさんありました。私もあの先生のように、生徒から憧れられるような教師になりたい。今はそれが目標です」

―― 履正社に入学した決め手は何でしたか?
「サッカーも勉強も両方できるところに惹かれました。将来、サッカーだけじゃ厳しいことが必ずあると思うので、そうなったときにどうやって自分の道を切りひらいていけるか。勉強は絶対にしておく必要があると思ったのが理由です。それと、他校からも推薦のお話はありましたが、府外の地方に行けば全国大会に出るチャンスはもっと増えるかもしれないけど、激戦区の大阪でチャレンジする経験が自分の人生にとってよりプラスになると考えたことももう一つの理由です」
―― 勉強には、実際にどんな風に取り組んでいますか?
「毎朝『早朝テスト』があるので、英語の単語や熟語、漢字などを何回も書いて覚える習慣がまずつきました。中学時代は勉強する習慣がなかったので、早朝テストの存在は大きいです。この下地があるから、テスト前に忙しくならないように、日々の学習を積み重ねていくことができています」
―― クラスはどんな雰囲気ですか。
「僕は中学の時、クラスでも勉強ができる方だったんですが、履正社にはもっとできる子がゴロゴロいます。競技コースも学力別にクラスが分かれていて、他の部の友だちの日々の取り組みを見ていたりすると自分はまだまだだなと思うし、負けないように一層頑張ろうという気になります」
―― 具体的にはどんな取り組みを見習いたいですか?
「英検などもどんどん受けに行っているし、部活のノートなどを見てもとてもしっかりしているので、すごいなと。僕も在学中に英検2 級は取りたいと思っています。履正社で自分に負けずに頑張ることができれば、絶対に変われる。人として成長できる。そういう学校だと思います」
サッカーにも、自分の将来にも役立つ「言語技術」。
――2024年から、サッカー部でも月に1 回の「言語技術」の講座が始まりました。
「言語技術の授業は盛り上がるし、楽しいですね。人前で話すのが上手くなると思います。何かを見てそれをどう説明するか、シンプルに伝えるかという言葉の技術を磨くので、ゲーム中に指示を出すような場面で活きると思いますし、サッカーにも自分の将来にも役立つものだと感じています」
―― 今後の目標を教えてください。
「在学中は、全国大会への出場を必ず達成したいです。運動量豊富なボランチとして、苦しい時にもゴール前に顔を出して、点を取ってチームを勝たせたいと思っています。卒業後は大学に進み、何らかのかたちでサッカーに関わることのできる将来のプランや職業を見定めたいと考えています」