履正社Days 高等学校 A DAY

「学ぶたのしさ」を教えてくれた。

学藝コース 2025年度卒

兵頭玲 さん

高校卒業後の進路を考える、つまり自分の未来を模索するとき、例えば、大学のオープンキャンパスや学校説明会に参加したり、先生に相談したりして、興味のある分野や学びたいことを少しずつ明確にしていく方法がある。あるいは、「こうなりたい」という理想があるのなら、その思いが行く先を決めてくれることもある。

勉強も真剣にしたい、大好きなスポーツもしたい。

2026年3月に本校を卒業した兵頭さんは、「いまだに理由はわからないんですが」と言いながらも、医師になりたいという思いを小学生の頃から抱き続けてきた。中学生になるとその思いは一層強くなり、勉強に真剣に取り組める高校を探した。一方で、大好きなスポーツもしたい。そこで、勉強とクラブ活動が両立でき、放課後を自由に設計できる履正社高校を、進学先として決めた。

「医師を目指しているのに、じつは理系科目にはずっと苦手意識がありました。そこで2 年生になったときの放課後、週3 日はバスケットボール部の活動に参加しつつ、週1 日は理系のゼミに参加したんです。先生が厳しくも熱意ある方で、いつも真剣勝負で私たちに向き合ってくださいました。内容は難しかったのですが、続けていくうちに力がついていくのを実感していました」

理系を選択した同じクラスの生徒全員が、同じゼミを受講していた。

「理系科目って、みんながつまずくポイントがあるんです。だから、『わからないよね』って言い合いながら一緒に勉強していました。それがきっかけでどんどん仲良くなっていって、気づけば登校時も休み時間もみんなで集まって、勉強についてずっとしゃべっていましたね。板書で問題を解くときも、間違いを見つけたらお互いに『そこ違うよ!』と教え合ったりして」

勉強に真剣に取り組める環境と、苦楽を共にする仲間がいれば、壁を突破できる日は来る。

「わからないことを考えるのは苦しいです。でも、挑み続けていればいつかはわかるようになるし、問題が解ければ、純粋にうれしさを感じます。その経験を重ねていくうちに、『勉強ってたのしい!』と思える日が来るんだということを知りました」

学力はぐんぐん伸びた。しかし、目標にはまだ足りない。

「担任の先生には薬学部もすすめられたのですが、どうしても医学部医学科に行きたいと頑固に言い続けたんです。すると、全国の大学の医学部医学科の入試情報をたくさん調べてくださって……。先生には今でも感謝しています」

「当たり前のことを、当たり前にやりなさい」

秋田大学を志望校に決めると、受験が近づくにつれて先生の指導にも熱が入る。兵頭さんら生徒たちも真剣に応える。その先で迎えた入試。見事合格の通知を受け取ったときは、今まで経験したことがないような大きなうれしさが込み上げてきたという。

「担任の先生には、勉強面でも生活面でも、『当たり前のことを、当たり前にやりなさい』とずっと言われてきました。それは、信頼される医師になるためにも絶対に必要なことだと思うんです。だから、大学でもそれを忘れずにいたい。ここからが本番です」

わからないことをとことん追究するという胆力を履正社で培った兵頭さんは今、「大学の授業はすべてが新鮮で、興味が尽きません」と目を輝かせる。
高校での3 年間で手に入れたものは、その先の成長へとつながり、人生を支える礎となっていく。学びをたのしみ続ける彼女の行く先には、どんな未来が広がっていくのだろう。

プロフィール

兵頭玲
秋田大学 医学部医学科

2008年、大阪府生まれ。池田市立渋谷中学校を卒業後、履正社高校・学藝コース(S 類)に入学。入学当初から医学部医学科への進学を目指して勉学に励み、秋田大学に現役合格。「医学のどの分野にも興味があるのですが、救急救命医になるのがずっと夢です」

デジタル
パンフレット
中学校 説明会 高等学校 説明会 募集要項