普通コース・Ⅲ類 教員・卒業生インタビュー特集普通コース・Ⅲ類 教員・卒業生インタビュー特集

Pick up Interview

教員インタビュー

上原 岳大先生

生徒指導部 参事
保健体育科 教諭

大阪府生まれ。ガンバ大阪ユースから大阪体育大学に進学し、2002年シンガポールのクラブに入団。専門学校の教員等を経て、10年履正社高校に入職。サッカー部顧問もつとめる

その先にある本質を考えてほしい。

――教師をめざしたきっかけは何ですか?

「体育大学の学生時代、小学生を指導する実習があって、そこで『教えることが楽しいな』という気持ちが芽生えました。ただ、その時はプロのサッカー選手をめざしていましたので、引退後の仕事の第一候補として、教師を考えるようになりました」

――大学卒業後のご経歴を教えてください。

「実は就職の内定をもらっていた企業がサッカー部が休部することになり、1年間、所属先を探して自主トレをしながら複数のチームのセレクションを受ける時期がありました。その時に、シンガポールのリーグでプレーしていた大学の先輩から声をかけられ、迷わず挑戦することを決めました」

――海外でのプレーはいかがでしたか。

「当時、シンガポールのサッカーはまだ発展途上で、荒々しさが特徴のリーグでした。そこで1年間センターバックとして全試合に出場し、さあここからという矢先に、所属していたチームが倒産してしまったんです。他のチームに吸収合併され、『外国人枠』でプレーしていた私も契約を途中で打ち切られました。社会は甘くないということを教えられました」

ヨコにもタテにもつながっている。

――今、教師としてどんな指導を心がけていますか。

「良いものは良い、ダメなものはダメ、ときちんと伝えるということです。高校時代、何をするにもサッカーを優先していた私に、そうじゃないんだと厳しく指導してくださった担任の先生の教えが胸に残っています。また、『これをやりなさい』と言われた時に、なぜそれをやらなくてはいけないのか、生徒には、言われたことの先にある本質を考えてほしいと思っています。そこまで考えてくれる生徒が、やっぱり大きく成長しますから」

――履正社のⅢ類の強みを教えてください。

「学年やクラブの垣根を越えて、仲が良いところです。同級生、先輩、後輩とヨコにもタテにもつながっている。そういうのっていいですよね。体育祭の運営や卒業式の準備など、Ⅲ類全体で動く機会も割と多いんですが、全国レベルで活躍している良い見本が身近にいて、自分も負けんとこ、という刺激は受けやすいと思います」

――やりがいを感じるのはどんな時ですか。

「教え子が卒業後に会いに来てくれることです。大学や会社での話をする姿を見た時にこの仕事のやりがいを感じます。」

卒業生インタビュー

Ⅲ類 2020年卒業
桃谷 惟吹さん

立命館大学 産業社会学部 入学

神戸市立湊川中学校出身

一番良い舞台に、自信をもって。

――昨年夏の甲子園では、1番打者としてチーム最多の11安打を放つなど、日本一に大きく貢献されました。もともと履正社への進学を決めた理由は何だったんですか。

「やっぱりレベルが高い大阪で野球をして、甲子園に行きたかったというのが一番の理由です。自分の性格的にも、レベルが高い人たちに囲まれていた方が意識を高く保つことができると思っていました」

――野球部の練習の特徴を教えてください。

「入学した時から、先生に『やらされていたら上手くならない』と言われてきました。実際に練習の中でも、強制的に何かをさせられるのではなく、やりたい練習をするための自分の時間があったことはすごく良かったと思います。特にバッティングは自分の感覚も大事なので、指導されて良くなることもありますが、自分で考えることも必要だと思います」

――寮がないことや、勉強面に対する不安はありませんでしたか。

「家族で学校の近くに引っ越すことになり、野球も勉強もどちらも頑張れるなと思っていました。勉強をしっかりして、人間的にも成長して初めて野球がついてくるんだと先生方にも言われていましたので、自分も文武両道を目標にしてきました」

毎日続けることでついた習慣。

――勉強面で手応えを感じたのはどんなことですか?

「毎日早朝テストがありましたので、野球の練習が終わってからとか、一日のどこかで勉強する時間を作る習慣がついたと思います。そうやって小まめに勉強を続けることで、定期テストでも直前に詰め込んだりする必要がありませんでした」

――学校生活で印象に残っていることはありますか。

「クラスがずっと一緒で、3年間ですごく仲が深まったと思います。文化祭や体育祭では集約文理コースの生徒とも交流できますし、学校生活を送った上で部活をする、文武両道を目指せる環境があったことはすごくよかったと思います。3年間、本当に楽しかったです」

――今振り返ってみて、甲子園というのは自分にとってどんな舞台でしたか。

「すごく大きな経験でした。最後の夏はたまたま結果が出ましたが、それも1年、2年の時の努力があったからだと思っています。努力を積み重ねたことで、一番良い舞台に自信をもって臨むことができました」