4月8日(月)に,釜谷記念ホールにて1学期始業式を挙行いたしました。
今年度初登校の38期3年生と39期2年生に,先週の入学式で晴れて履正社中学の一員となった40期1年生を含む全校生徒が,初めて一堂に会しました。
今年度の履正社中学校は,3年生3クラス,2年生4クラス,1年生4クラス,計11クラスとなりました。
それでは,江川昭夫新校長の始業式のあいさつを掲載いたします。
皆さん,ご入学,ご進級おめでとうございます。私は今年度から履正社中学校の校長に就任いたしました江川昭夫です。どうかよろしくお願いします。
2,3年生の皆さんはもちろんご存じだと思いますが,履正社には建学の精神が3つ掲げられています。先週の入学式では,私はその中の「履正不畏」についてお話ししましたので,今日は「勤労愛好」についてお話しします。「勤労」とは,学生の皆さんならば勉学を示すでしょうし,社会人ならば労働を示す言葉です。
それでは,なぜ学生は勉強し,社会人は仕事をするのでしょうか。あまりにも当たり前であるこの問いについて,今まで考えたことがない人が多いかもしれません。
2年前にジャーナリストの池上彰さんが監修し,中高生向けに発刊された『なぜ僕らは働くのか』という本があります。その中に,「私たちは,日本や世界で働く誰かと,知らず知らずのうちにつながっている。一人ひとりが仕事をして,その成果のおかげで,私たちは便利で快適な生活を送ることができている。」という一節があります。
つまり,私たちは「助け合い」でつくられるこの社会の一員になるために学び働くのです。受験や就職には競争が存在するため,「助け合い」という言葉は縁遠いものに感じられがちですが,勉学や労働の原点はそこにあるのです。
昔とは違って,皆さんの前には日本だけではなく世界が広がっています。可能性が無限であるからこそ,自分が社会で何を成すべきかについて迷うことも多いでしょう。しかし,あなたが自分の人生を楽しいものにしたいなら行動するしかありません。自分の未来を切り拓くことができるのは自分だけなのです。
今年度から履正社には「学術基盤センター」が開設されました。皆さんの生きる基盤となる力を育てるべく,学校が精一杯支援していきます。
皆さんの令和6年度が「行動の年」「挑戦の年」になることを願っています。
令和6年4月8日 校長 江川昭夫
また,始業式では,春休み中のクラブ活動表彰を行いました。
女子バスケットボール部が,合同チームで出場した「第27回大阪府私立中学校総合体育大会バスケットボール選手権大会」3位トーナメントにおいて優勝いたしましたので,江川校長より賞状を授与し,全校生徒で健闘を称えました。また,同大会において,1名が優秀選手賞に選出されました。本当におめでとうございます。
勉強やクラブ活動をはじめ,今年度も様々なところで活躍する履正社中学生の姿をたくさん見られることを楽しみにしています。