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2025.04 UPDATE

【多言語多文化教育部】インドネシアの国際交流校のブログ

本年1月に来校し、本校生徒たちと国際交流を行ったサンタ・ウルスラ高校(インドネシア・ジャカルタ)のホームページに、訪日時の様子を記したブログがアップされました。ここに紹介します。

(サンタウルスラ高校ホームページ)

http://santaursulajakarta.sch.id/sma/

(以下、日本語訳)

 桜、折り紙、茶道、先進技術など、日出ずる国は観光客を惹きつけてやまない。数千年前から続く伝統文化は、日本文化を学ぼうとするインドネシア人を含む外国人観光客を惹きつけている。サンタ・ウルスラ・ハイスクール・ジャカルタ(以下、サンタ・ウルスラ高校)は、イマージョン・プログラムを実施することで日本文化を学ぶことに関心を持つ多くの学校のひとつであり、このプログラムはGCE(グローバル・コネクション・エクスペリエンス)という形で実施されている。GCEジャパンは、日本文化を知り、視野を広げ、異文化間の寛容性を高めることを目的に、サンタ・ウルスラ高校が実施する3回目の学生交流プログラムだ。このプログラムを通して、サンタ・ウルスラ高校の生徒28名は、文化や技術の分野で日本について学び、知識を深め、それを友人たちに広めることが期待される。したがって、このプログラムは、生徒がお互いを知り、成長し、他の人のために働く助けとなる。

 履正社高校での初日は、先生と中学生による学校見学を通しての自己紹介から始まった。生徒たちから学校の設備について説明を受けた。このアクティビティは、学校の環境をよりよく知ることで、イマージョンプログラムへの適応を促すことを目的としている。それが終わると、私たちはバディと会うためにメインの控え室に戻った。バディには、サンタ・ウルスラ高校の生徒が1人か2人ついていた。しばらく会っておしゃべりをした後、初日の活動は終わった。翌日、サンタ・ウルスラ高校の生徒たちはバディのクラスに参加した。生徒たちはフレンドリーで、私たちを歓迎してくれた。2つのクラスが終わり、私たちはヒロ先生と一緒に日本語での名前の書き方を習った。剣道も体験した。

 このイマージョンプログラムの目玉は、文化交流プログラムに参加することだ。午前中、私たちは日本人バディとの授業参加からプログラムを始め、その後一緒に昼食をとった。休憩の後、プログラムは、「Unity in Diversity」の価値とインドネシアの多様性を強調したサンタ・ウルスラ高校の音楽劇のパフォーマンスから始まった。同様に、履正社高校の生徒たちも日本の伝統的な遊びを紹介した。けん玉、めんこ、おはじき、だるまおとしなどなど。中でも「だるまおとし」は、小さなハンマーで4つの積み木を弾き、だるまを落とさないようにするゲームだ。 最終的に、この文化交流活動は、お互いの文化のユニークさを知り、感じる機会を得たという意味で、私たちにとって貴重な体験となった。

 4日目は涙とハグでいっぱいの日、履正社の仲間や友人たちに別れを告げる日だった。先生の挨拶、両校からのプレゼント、サンタ・ウルスラ高校の生徒への修了証とプレゼントの贈呈など、様々な企画が盛り込まれたお別れパーティーから始まった。その後、それぞれのクラスで教科が変わる休み時間に、バディと会う機会が与えられた。人生で最も貴重な10分間は、それぞれのバディやクラスメートにプレゼントを贈る時間となった。私たちはまた、この貴重な瞬間をたくさんの写真やビデオに収めた。食堂に戻っても涙は止まらなかったが、奇跡が起こり、私たちはバディに会って「また会おう」と言う最後のチャンスを与えられたのだ。最後に、強い風に吹かれながら、緑の芝の校庭で全員で記念撮影をした。

 このプログラムは、今も将来も役に立つ多くの恩恵を確かにもたらした。イマージョンプログラムから友人たちとの仲間意識に至るまで、このプログラムは私たちに多くの新しいことを教えてくれた。ひとつは、この旅で時間管理の大切さを学んだことだ。時間を本当に大切にする日本人に触発され、私たちは決められた時間に規律正しく適応するようになった。加えて、日本社会の整理整頓された文化は、整然と歩くこと、きちんと列に並ぶことに私たちを慣れさせた。SERVIAM(奉仕)の価値観もまた、今回の旅で大きく養われた。例えば、例外なく互いに助け合うことで示される愛と思いやりの価値や、日本人の友人たちとのイマージョンプログラムで何事にも全力を尽くす姿勢などである。

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