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2025.03 UPDATE

【多言語多文化教育部】「多文化フィールドワーク」2024台南 3日目(前編)

本日も「多文化フィールドワーク」3日目の模様を、現地台南からお伝えします。

昨日の興奮も冷めやらぬ中、今日も盛りだくさんのフィールドワークの一日が始まります。今朝は少し遅いスタートで、朝食もゆっくり。心なしか生徒の皆さんも眠そうな様子ですが、夜はしっかり寝られているようですので、心配はなさそうです。

部屋の金庫にパスポートなどを入れて設定したパスワードがどうやっても合わない! という生徒も、文明の利器の力を借りて、フロントの方に突撃! 無事になんとかなったようで、これも後になってみれば一つ一つ、貴重な国際経験になりますね。失敗は成功の母です!

9:00にバスに乗り、1時間弱かけて向かった一つ目の見学地は、「烏山頭ダム風景区(うさんとうダムふうけいく)」です。烏山頭ダムは、日本統治期の台湾で、日本人技師の八田與一(はったよいち)によって作られた、かつて東洋最大の規模を誇ったダムです。当時の先進技術を駆使して作られた水利ダムは、現在は美しい風景と台湾の人々の生活の中に溶け込んでいます。

八田與一記念館でダムや作られた時代背景などをビデオで学び、資料を見学した後、私たちは八田與一の銅像にご挨拶をし、ダムの本体へ。ダムというと私たちはコンクリート製の切り立った壁状の構築物を思い浮かべますが、烏山頭ダムは少し違う、セミハイドロリックフィル工法で作られた土手のような姿をしています。今日の最高気温は32℃の台湾で、珊瑚潭(さんごたん)の別名を持つ、美しい湖面を渡ってくる春の風が、爽やかに吹き抜けていきます。南国らしく、目に入るすべてのものの色彩が鮮やかで、時折の鳥の囀りに、淀川の河川敷を思い出した生徒もいたようです。

昼食はダムのすぐ横にたつホテルのバンケットで。台南料理とは少し味付けの違う、台湾の郷土料理で、味付けは少し濃いめで美味しかったですが、ものすごい量が出てきて、さすがのハングリーモンスター達も食べきれないほどでした。

昼食の後で向かったのは、「国立台湾歴史博物館」です。ここは、台湾で唯一の国立の歴史博物館。これまで見てきたような為政者の歴史ではなく、あくまでもこの台湾という島が、そこに住む人々とともにどのような時間を過ごしてきたのか、という軸で展示が為されています。言うなれば、「人々の歴史」と記憶を扱っています。

生徒たちはそれぞれの興味に従ってあちこちの展示を、熱心にメモを取りながら見学していましたが、博物館といえばミュージアムショップは欠かせません。自由見学の時間には多くの生徒がミュージアムショップでお買い物を楽しんでいました。日本統治時代の市章を形どったキーリングなどもあり、台湾の中に息づく日本を再認識する機会ともなりました。

では前編はこの辺で! 続きは後編でお届けします! 

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