【言語技術の授業紹介・・・丸本ってなに?】

【言語技術の授業紹介・・・丸本ってなに?】

「長い小説を読むのが苦手」

「小説をどう読めばいいか分からない」

「授業で扱うのは一部分だからどんな話かよく分からない」

 小説に対してそんな感想を持った事はありますか?

 本校の学藝コース(6ヵ年)では中学1年生から年間3冊ずつ(学期ごとに1冊)、全6時間を使って丸ごと1冊の本を分析し、理解した内容を作文やコラージュ、ポスターなど、様々な方法で表現する「丸本」という授業を実施しております。

 この丸本の授業の特徴は2点あります。一つ目は授業に参加する全ての生徒が課題図書を読んできた前提で授業が展開されていく事です。本の中に隠されている様々な伏線や作者が隠している思惑を見つけ出すには、本を深く読み込んでおく必要があります。学年が上がってくると、生徒の中には授業に備えて1回と言わず2回、3回と読み直してくる者もいます。さらに大切な所は忘れない様に付箋を貼ったり、ペンで線を引いたりして、自分の本を読み込んでくる生徒もいます。

 二つ目の特徴は本を読んだ後に感想で終わらせない事です。この授業では感想を言い合うのではなく、なぜそう考えたかという根拠を本の中から探し出していきます。ただ「面白かった」で終わらず、なぜそう考えたのか、どのような伏線を面白いと感じたのかなど、自分の中にある感想の理由を言語化し、図表やポスター、コラージュなど様々な方法で自分の中にある考えを視覚化させる方法を学びます。

 2年生からはグループワークも増えていき、生徒同士で協力しながら、本に対する自分たちの理解を表現する手段を身に着けていきます。生徒の作品は今年度の文化祭でご紹介させていただく予定です。

 今月の更新は全学年が丸本の授業を展開する関係上、丸本の授業についての内容が多くなるかと思いますので、各学年でどのような内容を学んでいるか簡単にご紹介いたします。

(中学1年からスタートした高校1年生は10冊目です。コミカルな作品から哲学的な作品まで幅広く扱います)

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