『注文の多い料理店』を使った「テクスト分析」
中学二年生の言語技術の授業では、『注文の多い料理店』(宮沢賢治 著)を用いて、テクスト分析を行いました。
どちらが「注文」している?
皆さんは『注文の多い料理店』を読んだことはありますか?
生徒からは「題名だけは知ってる!」「小学校の時に読んだことある!」などという声があがります。
最初は「客からの注文(オーダー)の多い、人気のレストラン」だと思って読み進める生徒が大半ですが、実は「2人の若者が山猫に食べられる」ための注文だったことに気づいていきます。
今回の授業では、「山猫」「2人の若者」に分けて、それぞれの行動や心理描写を整理していきました。
テンポよく発せられる先生からの質問に答えながら、丁寧にテクストを読んでいくと、その描写から「2人の若者」の設定が明らかになります。
すると、はじめは理解できないような、このあとの「2人の若者」の奇妙な行動が、すべて論理的に説明できることが分かります。
これには生徒たちからも、納得と驚きが入り混じった、言葉にならないため息が漏れていました。
今回は記述でアウトプット
最後は『注文の多い料理店』をまとめるために記述を行います。
登場人物の行動の論理を落とさないようにアウトプットすることは難易度の高い課題ですが、生徒たちは真剣に取り組みます。
このように、毎週のように数百字を書いてきた中学二年生。
これからも言語技術の授業では、物事を批判的・多面的に分析する視点(クリティカルシンキング)を持つことで、論理的に読み、論理的に書く力をつけていきます。
