COURSE
学藝コース
学藝コースの学びの特徴
2022年に新しくスタートした履正社高校の学びには、主に3つの特徴があります。
めまぐるしく変化する社会で生き抜くために必要なのは、主体的に学びに向かう力。
ICTの活用やオリジナルの専攻ゼミを取り入れて、21世紀型教育を展開します。
学びの個別最適フォロー
放課後のバリエーション
(学藝コース)
オリジナルの専攻ゼミ
POINT 1
学びの個別最適フォロー
本校は、生徒それぞれに学びのパターンがあると考えています。
ICTを活用し、一人ひとりと向き合うことで学びの意欲が向上するよう、しっかりとコーチングを行います。
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Ⅰ.
タブレット、PCを活用した
ICT教育ICTを活用するシーンは主に4つです。①始業前に早朝テストを実施。②授業中はデータを共有し、生徒同士の協働学習を促進します。③面談時には個人データをもとに指導。④家庭でも授業動画等で復習・予習が可能です。
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Ⅱ.
個人カルテ
(オンライン・ポートフォリオ)の活用履正社高校では日々の学習成果だけでなく、部活動や行事、取得資格などの総括的な活動成果もオンラインによる「個人カルテ」で一元管理します。生徒個々の状況や進路希望に応じた学習サポートを行うとともに、きめ細やかな生徒指導を行います。
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Ⅲ.
AI学習ソフトを利用した
「個別レッスン」スタンダードな学力を確実に習得するために、AI教材も活用します。生徒は個々の学習進度・レベルに合わせた「自分専用レッスン」を定量的にこなすことで、基礎学力を最短かつ確実に身につけられます(希望選択制の予定です)。
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Ⅳ.
全日制高校初。
ネット担任制度の導入本校は対面だけでなく、生徒のことをよく知る副担任がインターネットを通して生徒をサポートする「ネット担任制度」を導入しています。上記の個人カルテに基づき、集団での対面サポートが難しい課題に対しても、ICTのメリットを活用することで個々に向き合います。
POINT 2
放課後のバリエーション
学藝コースの生徒は、個人の目標や進路に沿って、放課後の過ごし方をアレンジできます。 専攻ゼミと部活動を組み合わせることで、教育プログラムを自分自身でカスタマイズしましょう。
専攻ゼミ
▪国公立/医学部進学ゼミ(週3日)
▪スタンダード進学ゼミ(週3日)
▪グローバルゼミ(週3日)
▪プログラミングゼミ(週3日)
▪Atama+ゼミ(月1日〜)
※専攻ゼミと部活動の内容は予定であり、
変更の可能性があります。
組み合わせは
自由
部活動
▪吹奏楽部(週6日) ▪軽音楽部(週3日)
▪バドミントン部(週3日)
▪フットサル部(週3日)
▪軟式野球部(週3日)
▪バレーボール部(週3日)
▪弓道部(週3日) ▪テニス部(週3日)
▪陸上競技部(週3日)
▪バスケットボール部(週3日)
▪チアリーディング部(週3日)
▪ダンス部(週3日)
▪ハンドボール部(週3日) ▪水泳部(週3日)
▪空手部(週3日) ▪卓球部(週3日)
▪ゴルフ部(週3日) ▪クライミング部(週3日)
▪家庭科部(週3日)
▪漫画イラスト囲碁将棋部(週3日)
▪かるた部(週3日) ▪放送・映画部(週3日)
▪書道部(週3日)
- ※専攻ゼミ、部活動への参加は任意(自由選択制)となります。
- ※ゼミの掛け持ちも一部可能です。
- ※吹奏楽部は強化クラブです。活動は週6日ですが、専攻ゼミも受講可能です。
- ※学藝コースの部活道は、競技コースの強化クラブではありません。
- ※条件を満たせば、学藝コースに所属しながら強化クラブに入部することも可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。
TIME TABLE
時間割について
学藝コース、競技コースともに平日は6限、土曜日は4限授業です。2022年度から導入された新学習指導要領に準じたカリキュラムとなり、毎朝15分間の早朝テストで基礎学力と学習習慣の定着をめざします。
POINT 3
オリジナルの専攻ゼミ
1年次の専攻ゼミの内容は5つ。進学系の国公立/ 医学部進学ゼミ、スタンダード進学ゼミ、Atama+ゼミ。
英語の「話す」「聞く」スキルを伸ばすグローバルゼミ、そしてAI時代の武器となるスキルを身につけるプログラミングゼミです。
国公立 / 医学部進学ゼミ(週3日)
京都大学など、難関国公立大学や医学部への進学を希望する生徒にあわせた進学ゼミになります。入学時から先取り学習をスタートさせ、科目ごとに対策を行います。
スタンダード進学ゼミ(週3日)
1年次はキャッチアップ、2年次はフォローアップを主眼に、授業の理解の取りこぼしをなくします。最終的に関関同立レベルの私立大学への進学をめざします。
グローバルゼミ(週3日)
ネイティブ教員がオールイングリッシュで行うゼミです。多くの日本人の弱点である「英語で話す」技能を身につけるために、コミュニケーションの訓練を積みます。
プログラミングゼミ(週3日)
2025年以降は国公立大学入試で大学入学共通テストの「情報」受験が原則必要となります。ゼミでは、プログラミング言語「Python」の習得を最終目的に、授業の枠を超えたスキルを磨きます。
Atama+ゼミ(月1 〜2日)
全国の塾などで導入が進むAI 学習教材を用いた学習支援のゼミです。時間や場所を問わず、効率的に自分に合ったレベルの学習を進められます。月1回、外部講師による個別学習面談を実施します。
- ※専攻ゼミの内容は予定であり、変更の可能性があります。
- ※専攻ゼミの受講は希望選択制で、進学系専攻ゼミは原則無料です
(Atama+ゼミのみ、有料です)。
進学系専攻ゼミの講座内容
国公立/ 医学部進学ゼミ、スタンダード進学ゼミの進学系専攻ゼミは、90分1コマで受講無料。3年間の中で、文理別、教科別、志望大学のランク別に細分化されていきます。
生徒一人ひとりの希望進路や、課題に応じた対策・演習講座を実施する予定です。
学年 | 講座種別 | 講座名 | 目的と内容 |
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1年 | 難関国公立・医学部進学チャレンジゼミ 対象クラス:S 類、Ⅰ類 |
英語 | 文法事項の確認・構文の読み取りなど、一部入試問題を使いながら英語の文構造をきちんと学び、あわせて読解力・速読力の基礎も構築しています。 |
国語 | 学習法がわかりにくい国語ですが、まずは必要な知識や語彙力を早い段階から身につけ、正しく読み答案を書けるように練習を重ねます。最終的には国語を強力な得点源としていきます。 | ||
文理共通数学 | 履修範囲の復習問題と同範囲の入試問題を使い、公式の暗記だけにならないよう、しっかりと数学の定理を深く学んでいきます。 | ||
スタンダード進学キャッチアップゼミ (学力別編成)対象クラス:Ⅰ類、Ⅱ類 |
英語A・B | レギュラー授業の進度に合わせ、土台を盤石なものにします。Aレベルでは少し高度な問題を取り入れ、Bレベルでは振り返り学習も行います。 | |
数学A・B | |||
国語A・B | |||
2年 | 難関国公立・医学部進学トレーニングゼミ 対象クラス:S 類、Ⅰ類 |
英語(英作文基礎技法&添削) | 各科目、基本的な内容を確認しつつ、早い段階で国公立大学合格に必要な入試問題のとらえ方や知識の使い方を指導します。弱点を明確にし、一人ひとりの課題も提示していきます。 |
英語(読解力錬成) | |||
文系数学 | |||
理系数学 | |||
国語 | |||
化学 | |||
物理 | |||
生物 | |||
日本史 | |||
世界史 | |||
スタンダード進学フォローアップゼミ (学力別編成)対象クラス:Ⅰ類、Ⅱ類 |
英語A・B・C | 1年に引き続き、レギュラー授業の進度に合わせ、土台を盤石なものにします。Aレベルでは高度な問題を取り入れ、Bレベルでは振り返り学習も行います。Cレベルは補習中心です。 | |
文系数学A・B | |||
理系数学A・B | |||
国語A・B・C | |||
3年 | 京大マスターゼミ 対象クラス:S 類、Ⅰ類 |
英文解釈 | 京都大学受験に特化した内容を、過去問を使って講義します。京大合格に必要なレベルの問題(予想問題)も作成し、減点されない答案づくりや減点されない解答方針など、答案作成能力をしっかりと高めていきます。また、各科目授業で扱わない問題(添削用問題)も掲載し、授業終了後、添削用問題を講師にて回収し、添削した上、次週生徒に返却します。 |
文系数学 | |||
理系数学①② | |||
現代文 | |||
古文 | |||
京大マスターゼミ 難関国公立・医学部進学マスターゼミ 対象クラス:S 類、Ⅰ類 |
英作文添削指導 | 受講生の志望動向を確認の上、京都大学や各国公立大学に特化した内容を過去問を使って行います。減点されない答案づくりや減点されない解答方針など、答案作成能力をしっかりと高めていきます。宿題も含めた添削指導にも力を入れます。 | |
論述化学 | |||
論述物理 | |||
論述生物 | |||
論述日本史 | |||
論述世界史 | |||
論述地理 | |||
難関国公立・医学部進学マスターゼミ 対象クラス:S 類、Ⅰ類 |
英文解釈 | ||
文系数学 | |||
理系数学①② | |||
国語 | |||
私立医学部マスターゼミ 対象クラス:S 類、Ⅰ類、Ⅱ類 |
英語 | 私立大学医学部の多様な出題傾向に対して、受講生の受験大学を早期に選定し、対策を講じます。学科指導のほか、小論文対策・面接指導・受験期の出願サポートも手厚く行います。 | |
数学 | |||
化学 | |||
物理 | |||
生物 | |||
私大マスターゼミ 対象クラス:Ⅰ類、Ⅱ類 |
英語A・B・C | 生徒の学力レベルに基づき、関関同立や産近甲龍などの私立大学に特化した内容を、過去問を使って指導します。 | |
現代文A・B | |||
古文A・B | |||
文系数学A・B | |||
理系数学A・B | |||
化学A・B | |||
物理A・B | |||
生物A・B | |||
日本史A・B | |||
世界史A・B |
POINT 4
国際交流・海外大学進学
「世界は外にあるものではなく、ここが世界だ」。
履正社中学校・高等学校は、いながらにして国際感覚を身につける環境を整えるとともに、異なる文化の中に飛び込み、多様なものの見方を獲得する機会を提供します。また、将来の海外大学進学も視野に入れて挑戦したい生徒を力強く支援します。
CULTURE EXCHANGE PROGRAM
多文化交流プログラム
2024年7月現在、予定されているプログラムを紹介します。
インドの留学生受け入れ
2024年9月から12月までの3か月間、インドから留学生を受け入れます。同国に限らず、今後は中・長期の留学生を常時複数名受け入れる態勢を整える予定です。また、本校生徒が中・長期にわたって留学し、異文化を体験するプログラムも用意しています。
インドネシアの高校生(約40名)の受け入れ
2024年度は、インドネシアの2つの高校からそれぞれ約20名の生徒が3日間、本校での学びを体験しにやってきます。一校はイスラム系の共学校、もう一校はカトリック系の女子校となる予定です。言葉や宗教など文化の違いを超えてコミュニケーションをはかる力を中高全体で培います。
オーストラリアの中高一貫校との交流
次年度より、西オーストラリア・パースの名門校との交流を予定しています。本校の生徒は希望に応じて、夏休みの期間に約2週間留学し、現地で語学研修を受けながら様々な文化体験を積むことが可能です。また、英語の成績次第では提携校の生徒に交じって通常授業に参加するオプションも検討中です。
※将来的には、相互交流の形をめざしています。
ニュージーランドの高校生(約40名)の受け入れ
2025年4月、ニュージーランドの2つの中高一貫校から、それぞれ約20名の高校生を3~5日間にわたって受け入れる予定です。一校からはラグビー部の部員が、もう一校からは一般の生徒が同時期に来日し、日本の学校文化を体験します。本校では、学内での交流プログラムを目下企画中です。
※近い将来、本校からも現地を訪問し、交流を深める予定です。
ホストファミリーバンクへの登録
本校の在校生のご家庭は、海外からの留学生が日本に滞在する際の「ホストファミリー」に立候補・登録することが可能です。短期・長期を問わず、海外の留学生を自宅に迎え、共に暮らすことは貴重な国際経験となります。学年を問わず登録可能ですので、ぜひご検討ください。
ENROLLMENT IN
AN OVERSEAS UNIVERSITY
海外大学進学プログラム
本校では、海外大学への進学も積極的に推進していきます。国内の大学と海外大学の教育環境の違いを認識した上で、生徒自身の将来の方向性にあった進路指導を心がけます。
全米ハイランク18大学への入学が保証される
「U.S.Dual Diploma Program」。
当プログラムは、アメリカ東部の名門進学校と提携し、本校に通いながら2年間、放課後の校内や自宅でオンラインのライブ授業を受講し、セルフスタディーを進めるものです。プログラムを修了すれば、履正社高校卒業時に、本校卒業証書に加えて米国の高校卒業証書も授与され、全米のハイランキング(トップ2~8%)18 大学への推薦入学が100%保証されます。条件を満たせば給付型奨学金を得ての米国大学進学も可能になるほか、国内大学の総合型選抜入試でも有利となる上に、「帰国子女枠」での受験も可能になることから、進路の選択肢が国内外で大きく拡がることが期待されます。
毎年3回(5月、9月、1月)のスタート時期が設けられており、高校1年生の5月からプログラムに参加することができます(履正社高校3年の4月でプログラム修了)。受講には英検2級以上の英語力が必要ですが、準2級、3級の力があれば「準備コース」から始めることもできます。
マレーシア6大学との提携、指定校推薦入学枠の獲得。
2024年、本校はマレーシアの6大学と協定を交わし、各大学3名ずつ計18名分の指定校推薦入学枠を獲得しました。マレーシアは学費が日本の半分程度、欧米の3分の1程度と安価である一方、国際化の達成度や教育水準が非常に高いことから、進学先として近年国際的に注目を集めています。
本校では学術基盤センターの「多言語多文化教育部」と進路指導部の連携のもと、マレーシアも含めた海外への進路を検討する生徒を対象に「海外大学進学説明会」を定期的に催す予定です。
オーストラリア トップ大学への近道となる
「UNSW京都キャンパス」との提携。
2024年、本校は世界大学ランキング19位、アジアで第7位(※1)の名門大、シドニーのニューサウスウェールズ大学(UNSW)の大学進学準備(ファウンデーション)コースであるUNSW 京都キャンパスと協定を結びました。このプログラムは、履正社高校卒業後に、同コースでの9カ月間の学びを修了すると、UNSWへの入学が100%保証される制度です。
通常、日本の高校を卒業してオーストラリアやイギリスの大学に進学する場合は、現地で英語力や学習スキルを身につける約1年間のファウンデーションコースを修了する必要がありますが、その期間の単位を日本で取得できれば経済面で大きなメリットがあります。さらに本校卒業生は130 万円の学費減免を受けることができるため、実質的に国内の私立大学に進学する場合と変わらない金額で1年目を終えて、その後の現地での3年間の大学生活に臨むことができます。(※2)
※1 「QS世界大学ランキング2025」より
※2 オーストラリアやイギリスの大学は3年制です
高等学校 教頭
中本 直樹先生
週に34コマの授業を、プロジェクターや一人一台のタブレット等のICTを活用しつつ実施します。
双方向型の授業で重視するのは「量より質」。
一方、本校ならではの早朝テストも健在です。
毎朝テストがあることで、毎日学習するクセがつく。
誰でも毎日、成功体験を積めます。