中学二年生 丸本「怪物はささやく」授業紹介

中学二年生 丸本「怪物はささやく」授業紹介

『怪物はささやく』をコラージュで表現する

中学2年生は言語技術の授業では、パトリック・ネス作『怪物はささやく』を用いて、コラージュ制作を行いました。

皆さんは「コラージュ」という表現方法を知っていますか?

コラージュとは、写真やイラスト、文字、色紙など、さまざまな素材を切り取り、一枚の紙に貼り合わせて作品を作る表現方法です。今回は、ただきれいな作品を作ることが目的ではありません。小説を読み、登場人物の心情や物語の出来事、作品全体のテーマをどのように読み取ったのかを、視覚的に表現することが目標です。

作品テーマを考える

生徒たちはまず、グループごとに作品のテーマを決めました。

登場人物に焦点を当てるのか。

物語の中で起こる出来事に焦点を当てるのか。

それとも、作品全体から読み取った主題に焦点を当てるのか。

同じ作品を読んでいても、グループによって注目するところは異なります。そこで大切になるのが、「なぜそこに注目したのか」を説明できることです。言語技術の授業では、自分の感覚だけで終わらせるのではなく、本文の内容を根拠にしながら考えを組み立てていきます。

材料を準備したら作業を開始する

テーマが決まると、次は材料の準備です。画用紙を選び、必要な画像やイラスト、作品中の印象的な一文などを生徒達は用意します。どの色を使えば場面の雰囲気が伝わるのか。どの言葉を入れれば登場人物の苦しみが表せるのか。どこに配置すれば見る人にテーマが伝わりやすいのか。

生徒たちは、タブレットで資料を確認したり、印刷したものを切り抜いたりしながら、グループで相談を重ねていました。

『怪物はささやく』は、登場人物の心情が単純には説明できない作品です。怒り、悲しみ、不安、孤独、そして本当の気持ち。そうした複雑な感情を、言葉だけでなく、色や形、配置によって表そうとする姿が見られました。

一見すると、楽しい制作活動に見えるかもしれません。

しかし、その土台にあるのは、本文を読み取る力、話し合う力、考えを整理する力、そして相手に伝わるように表現する力です。まさに、言語技術で大切にしている「読む・聞く・話す・書く」の力を総合的に使う活動です。

完成したコラージュ作品は、9月の文化祭で展示発表する予定です。

ご来校の際には、生徒たちが『怪物はささやく』という一冊の小説と向き合い、グループで考えを深めながら作り上げた作品をぜひご覧ください。

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