「生徒会」って何?(生徒会役員立候補者立会演説会に思う)
本日5月11日(月)は「履正社中学校2026年度前期生徒会役員選挙」の日でした。
6限目には,中学校全生徒と教職員が釜谷記念ホールに集まり,立候補者の立会演説会が実施されました。
中学2年生からも,会長に2名,副会長に2名,文化委員長に1名が立候補し,立派な演説をしていました。
300人以上の視線が自分一人に集まっており,とても緊張して目のやり場に困ったことでしょう。
懸命に原稿を考えて,何度も練習してきても,思い通りの言葉がなかなか喋れなかったことでしょう。
それでも,今日の出来事が,生徒たちをまた成長させてくれました。
立候補した生徒は,何物にも代えがたい貴重な経験からたくさんの学びを得たでしょうし,聴衆として参加した生徒は,学校のことや生徒たちのことを思って堂々と演説をする仲間の姿を見て,憧れや感激,勇気など様々な気持ちをいだいたことでしょう。

しかしながら,1点だけ気になったことがありました。
それは,演説中に何度も出てきた「生徒会に入ったら○○を実現したい」とか「生徒会に入りたいと思った理由は……」という言葉です。
履正社中学校生徒会会則第4条によれば,
「本会の会員は,本校生徒全員とする」
とあります。
演説を聞いている中で,「生徒会」というものの認識が、どこか「選挙に立候補して,当選した一部の生徒たちのみで構成される組織」のようになっているように感じました。
また,生徒会会則第2条によれば,
「本会は,生徒の責任ある行動によって,その自主的精神の向上と,校内外の生活の充実を図ることを目的とする」
とあります。
つまり,「生徒会」とは,履正社中学校の生徒全員のために,生徒全員が生徒全員のことを考えて責任ある行動をする組織であると解釈できます(これはあのリンカンのゲティスバーグ演説と同様ですね)。
2年生諸君には,後期生徒会役員選挙にてのさらなる活躍を願うとともに,「生徒会」の構成員として,日々の「責任ある行動」を求めたいと思います。
また,今回の生徒会役員選挙に勇気を出して立候補した皆さんの当選を願うとともに,「当選するための選挙」ではなく,「実現・活動するための選挙」としてくれることを大いに期待したいと思います。
中学2年 学年主任 河本健斗