篠ミニ 4.30 1200字➡25字へ―「再話➡要約」前週の言語技術の授業レビュー
こんにちは、篠岡です。昨日水曜日は「昭和の日」で学校はお休み。
我々はというと、《大阪私立中学校2026フェア》という進学イベントで「未来の履中生」にたくさん会ってきました。

…というわけで、今号は、先週水曜、中2学藝2回目授業の振り返りです。
この日のお題は「再話」と「要約」。
中1時すでに3回実施済。だから、みんなにはもうお馴染みだね。
(高1S類は5月第2回授業で「再話」、6月第3回で「要約」、それぞれ初チャレンジ予定)

■1時間目=「再話」
これは簡単に言うと「日本語リスニングの書き取り」。
今回は1200字程度の昔話を2度聞いて、文字起こしします。
耳と記憶を頼りに、「物語の構造」をイメージして、会話文なども忠実に全文書き起こします。
書くだけでも最大原稿用紙3枚。手と脳みそのトライアスロンです(私は再話が大の苦手)。
去年から本校の帰国生入試でも採用しています。


■2時間目=「要約」
次は「再話」の本文を400字(1/3)に圧縮します。
今まで通り我流でやると、適当にあらすじをまとめたり、単に印象に残った場面を残すだけになります。
これは「言語技術」的にはNG。
途中で論理の破綻が起きないように、冒頭から結末まで論理の構造を追っかけます。

「えっ、具体的にどうやるの?」
➡例えば、
『彼は母に薬を買えなかった。』 「この一文は、短くまとまっているようで論理がとんでいるのがわかりますか?」
→(なぜ買えないの?)(なぜ母に?)「理由がいろいろ浮かぶ!」
➡「そのとおりです。だから、言葉を補い、こうまとめます」
『貧乏な彼は病気の母に薬を買えなかった。』 「これで、字数は増えても論理がつながります」
→「なるほど、その先は?」
➡「ゴメンナサイ。ここから先は企業秘密…」
「続きは履正社で学べますよ(体験授業もやってます)」

その後、400をさらに、200字➡100字➡50字➡25字、と文章の圧縮を続けます。
50字以下となると、論理をつなぐ言葉を漏らさず圧縮は限界に…。
ここまで来たら、言葉の圧縮です。
これも少しだけ一例をサービス公開。
「髪の毛の白いおじいさん」➡「髪の白い老人」➡「白髪の老人」➡「老爺」➡「翁」
同義語で置き換えて11文字を、何と1文字まで圧縮。
(この段階にくると生徒たちは勝手に辞書をひきだします)
こんな要領で「要約」の力を段階的に向上させるのです。


欧米では当たり前に小学生が学んでいる「再話➡要約」。
出遅れたとはいえ、履正社中学入学後、生徒たちはガッツで倍速学習中!
今日はまだ苦戦中の彼らも、
中2の終わりには無事「議事録」に到達するのです。

それでは、今後授業について、【ミニ】では気まぐれ配信となりますので、代わりに【言語技術ブログ】をのぞいてください。定期配信してます。
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