こんにちは。「学術基盤センター」センター長の松本です。
今日は、本校で実施している「U.S. Dual Diploma Program」(以下DDP)についてお話しします。
簡単に言いますと、DDPは、「オンラインでアメリカの高校の授業を2年間で10科目受講することで、履正社卒業の時に、履正社とアメリカの高校の、2枚の卒業証書をもらえる」プログラムです。
今見てくださっている本校HPでも、学術基盤センターの特設ページから、それがどんなものかご覧いただけますが、日本にいながらにして、アメリカの高校の教育を受け、二つの学校を卒業することができますので、将来海外大学に進学を希望している人や、単純に英語が好きなのでさらにその力を伸ばしたいという人も、興味がある人は参加することができます。もちろんアメリカの高校ですから、授業はすべて英語ですが、単に英語が話せればいいというわけではありません。日常会話のレベルでは使われないような、アカデミックな英語が飛び交う、レベルの高い空間です。また、オンラインとはいえ、クラスメイトとのディスカッションやプレゼンなどもあるため、そこに身を置くことで、それらについて高いレベルの力が身につくことは間違いありません。
さらに素晴らしいのは、一定程度以上の成績で修了すると、「アメリカの大学への進学が保証されている」ということ。そしてそれに加え、「奨学金までもらえる」ということです。頑張れば自分の学費の分まで、自分の頭で稼げる、というのはなかなか魅力的だと思います。
履正社でも、去年の五月からこのプログラムが始まり、早速参加してくれている生徒がいます。ちょうど半分が終わろうとしているところですが、苦労しながらも、楽しく勉強を進めているようです。
2月16日(日)に東京で、このプログラムの修了式がありました。厳かな雰囲気の中で、キャップアンドガウンの出立の修了生たちが修了証を受け取る様子は、まるで海外大学の修了式のよう。勉強は大変ですが、その努力がちゃんと形になって認められるという経験は、大きな自信をくれるものです。
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修了式後のパーティーでは、僭越ながら、DDPを実施している日本中の学校を代表し、挨拶をさせていただきました。修了生の皆さんの前途をお祝いし、かつ、学びの世界にはまだまだ先があること、その大変さと、それを乗り越えた先にある達成感。また、Dualのもう一方である日本の学校も、教育の質を高める努力を怠ってはいけないこと、などについてお話しさせていただきました。
履正社からも、こうした機会をチャンスと捉え、自ら大変な努力に身を投じて、次々に自分の可能性を広げるチャレンジをする人が増えてくれることを願っています。次の校内説明会は4月。ご興味ある方は、説明会にご参加ください。
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