インタビュー

在校生インタビュー

T.Aさん

学藝コース 2年

初めて知る、学ぶ「たのしさ」。

  • ※インタビュー内容は取材時のものです

履正社の第一印象を教えてください。

「学校説明会に来た時、平賀先生が話しておられたのですが『面白い先生やな』と思って聞いていました。マグマが冷え固まってできた、キラキラした宝石のようなものも見せてくれたり、ロケットを作ったり。夏合宿の様子も楽しそうでした。ここで授業を受けるイメージが持てたのを覚えています。新しく綺麗な校舎も印象的でしたし、私は食べるのが好きなので、食堂のメニューも美味しそうと思って。ここに通いたいと思いました」

授業中はどんな雰囲気ですか?

「中学受験の時、数学でつまずいたところがありました。なぜそうなるのかを知りたいのに、その時は、公式を覚えるだけで終わってしまって……。履正社の先生が、授業で丁寧に解説してくれた時は、感動しました。社会も暗記科目という苦手意識がありましたが、先生の語りやエピソードが面白すぎて、楽しく学んでいます。みんなもやる気で、社会の平均点だけいつも高いぐらいです。先生たちが、私たちの学ぶ意欲を引き出してくれています」

何をして過ごす時間が好きですか?

「ゲーム、漫画、イラストです。父の趣味もあり、スラムダンクやドラゴンボールなど家には大量の漫画があります。アンダーテール、チェンソーマン、鬼滅の刃、最近はブルーロックにはまっています。クラスの友だちとも盛り上がりますね。読むだけではなく、二次創作といって原作のキャラクターでオリジナルの話や別エピソードを考えたりするのも好きですし、暇さえあれば漫画の登場人物や自分で考えたキャラクターをタブレットに描いています。近々『色彩検定』も挑戦してみたいです」

何かクラブ活動はしていますか?

「バスケットボールをやってみたくて、入部しました。すごく疲れるけど、その分とても楽しいです。ゲーム中にシュートが入ったり、パスやアシストがうまくつながる時が嬉しいです。コート上では、先生ではなく自分たちが中心にならなければいけません。『リバウンド!』など声出しを意識し、チームワークを大切にして取り組んでいます。今、女子の人数が少ないので次はたくさん入部してほしいです。皆さん、お待ちしてます!笑」

これから頑張りたいと思っていることはありますか?

「勉強ですね。3年生になると、国語、英語、数学の3教科は成績順に分けられて授業が進みます。理科と社会は、わりと安定して点を取れていますが、他の教科はもう少し力を入れないと……。特に英語は頑張りたいです。今は毎朝8時前に学校に着いて、早朝テストの勉強をしています。漢字や英単語、計算問題が出題されるテストです。以前は点数に波がありましたが、学習のコツが分かり安定するようになりました。こうした小さな積み重ねを大事にしていきたいです」

U.Dさん

学藝コース 2年

学校で身につける、確かな力。

  • ※インタビュー内容は取材時のものです

入学前、履正社はどんな印象でしたか?

「小学5年生と6年生の時に、スターウォッチングに参加しました。望遠鏡の大きさに驚いたこと、そしてその望遠鏡で土星を観測したことが印象的です。土星に環があることは知っていましたが、実際に見るのは初めてでした。『自分の目で』見ていることにすごく感動したのを覚えています。また、体験授業も受けましたが、先生と生徒との距離感がとても近く、雰囲気の良さを感じました。あとは『言語技術教育』について気になっていました」

入学してから、毎週「言語技術」の授業を受けていますよね。実際に学んでみていかがですか?

「小学生の頃は作文を書くことが苦手で、いつも手が止まっていました。でも今は、1000文字の文章もすらすらと書けます。主語を大切にすることや、文章の構造を考えるコツなどを教わったからです。絵や詩を読み解いたり、問答ゲームで楽しく学んだりしながら『聞く、話す、読む、書く』力を身につけています。また、先生や友だちとの会話の中でも、質問したり、話を繋げたりすることで、会話を広げられるようになりました。今養っている力は、将来色んな場面で役立つのではないかと感じています」

学校生活でお気に入りの時間はありますか?

「昼休みです。4限が終わると急いでお弁当を食べて、すぐにグラウンドへ向かいます。そこでドッジボールをするんです。30分本気で汗だくになるまでやります。入学当初から自然にこの流れが生まれ、クラス関係なく楽しんでいます。思いっきり遊んで、また午後のスイッチを入れる感じです」

勉強はどのように進めていますか?

「塾には通わず、わからないところは先生に質問しています。あとは、専攻ゼミや早朝テストの勉強で学習習慣を身につけている感じです。専攻ゼミは5教科全てを受講していますが、一度国語を外した時は成績がすごく下がりました。でも取り直すとまた回復。ゼミは同じレベルの友だちと学べるし、先生が的確にポイントを伝えてくださるので、それがためになっているんだと思います。模試対策や解説も細かくて、先生の言ったところが本当に出題されることも度々でした。大学受験まであと4年、これまで通り学校で勉強を続けながら、自分の進路を考えていきたいです」

今、力を入れて取り組んでいることは何ですか?

「軟式野球です。小学校まで特にスポーツ経験はなかったのですが、友だちに誘われ入部しました。3年生の引退後、同級生(当時1年生)がキャプテンになり、練習メニューを顧問の先生に提案したり、声掛けを増やしたりする中で、チームの意識も段々と変わっていったんです。僕は週3日の練習のほか、平日朝6時から1時間ほど、自宅近くの公園で弟と練習します。休日は小学校の友だちと集まってプレーすることもしばしば。すっかり、野球に夢中です。昨年は初めて地区大会で優勝、大阪府でも3位になりました。高校でも継続して、もっとうまくなりたいです」

M.Nさん

3ヵ年独立コース 2年

どんどん挑戦する3年間。

  • ※インタビュー内容は取材時のものです

3ヵ年独立コースの雰囲気を教えてください。

「クラスの雰囲気がとても良くて、毎日友だちと楽しく過ごしています。テスト前には自然と集中モードに切り替わる、そのメリハリも心地よいです。お互いに刺激しながら『次はもっと頑張ろう』と前向きな気持ちになれるクラスだと思います」

受験勉強はどのように進めていますか?

「学校では、授業の他に課題の提出や模試対策の講座がしっかりあります。模試が近づくと過去問題がまとめて配られますが、先生たちは『ここはよく出る』『これは絶対覚えた方がいい』とポイントをはっきり教えてくれます。どこを頑張ればいいかが分かるので、気持ちも軽いです。受験を強く意識するというより、先生に導いてもらいながら目の前のことを一つずつクリアして、レベルを上げている感覚です」

履正社の魅力は何ですか?

「勉強に集中できる環境と理科部があることです。理科部は週に一度、お昼休みに実験をします。それが面白そうだったのと、毎年開催される『スターウォッチング』に惹かれて入部しました。イベント当日、部員は受付や誘導を担当するんです。運営スタッフは初めてでしたし、地域の方が600名ほど参加されるので、最初は緊張で固まっちゃって……。慣れてきてからは、自然と案内ができるようになりました。とても貴重な経験でした」

印象的な授業はありますか?

「英語です。細かくかみ砕いて教えてくれるので、とてもわかりやすいです。グループワークで、英語の文章を作ることもあります。どんどん引っ張ってくれる子がいたり、友だちの話を聞きながら『あ、そういうふうに作るんだ』って気付く子がいたり。得意な子も苦手な子も、それぞれのペースで関われて、お互いに理解を深められる授業だと思います」

放課後はどのように過ごしていますか?

「週に2日塾に通って、苦手な数学と英語の検定対策に取り組んでいます。今の目標は英検準2級です。理科部に準1級に合格した先輩がいて、その姿を励みに頑張っています。あとは、9年続けているダンススクールに週1回通っています。その他の日は、自宅で授業の復習や早朝テストの勉強をします。大変な時もありますが、やっておいてよかったと思えるように、できることを一つずつ続けています」

中学校で自分が変化したことはありますか?

「積極性が身についてきたかなと感じます。これまで経験したことのないことや苦手なことにも、挑戦してみようと思えるようになりました。今はクラスの副委員長をしています。文化祭で何をするかを決めたり、体育祭に向けてクラスの意見をまとめたりするんです。人前に立つことにチャレンジしています」

H.Rさん

3ヵ年独立コース 2年

「好き」を原動力に。

  • ※インタビュー内容は取材時のものです

なぜ、3ヵ年独立コースを選んだのですか?

「履正社を選んだのは、自分の夢を叶えるための『最短ルート』だと思ったからです。僕は、中学を卒業したら高等専門学校に進学して、機械工学を学びたいという目標があります。3カ年は中高一貫の縛りがないですし、進学講座など外部受験のサポートもとても手厚いです。また、同じように高い目標を持つ友だちと、一緒に頑張れるクラスの雰囲気も魅力的でした」

どうして、機械工学に興味が湧いたのですが?

「小さい頃からずっと電車が好きで、家族であちこち見に出かけました。山の中へ廃線跡を見に行くこともありました。最初は、電車の形や色など、見た目のカッコよさに惹かれたのですが、小学4年生くらいから加速・減速時の『ウィーン』という独特なモーター音が、たまらなく好きになったんです。そこからモーター好きになりました」

夢中になるポイントが変わったんですね。

「その頃、両親に勧められて高専のオープンスクールに参加しました。先輩たちが、車や電車に使われる大型モーターを扱ったり、3Dプリンターで金属加工を行ったりする姿がすごくカッコよかったです。色々な学科がありましたが、僕はここで機械工学を学びたいと思いました。将来は鉄道会社で、モーターの開発に携わることが目標です。音を抑える工夫や負荷を減らした走行、揺れを軽減する技術など研究したいなと思います」

受験に向け、勉強にも力が入りますね。勉強でわからない時はどうしていますか?

「友だちに聞きますが、職員室にもよく質問へ行きます。先生が丁寧に対応してくださるので、安心して学べます。また、集中できる環境を見つけて、苦手な教科と向き合ううちに成績がぐっと伸びました。僕もやればできるんだと、自信がつきました」

好きな科目は何ですか?

「社会と理科です。2年生の時、たまたま図書館で借りた歴史の本がとても面白くて、そこからハマりました。社会の授業では、教科書に載っていないような雑談を交えて教えてくれるので、自然と話に引き込まれます。理科もただ公式を暗記させるのではなく、別の考え方もあると多角的な視点で教えてくれるんです。面白いですし、記憶に残るなと思います」

学校生活の楽しみは何ですか?

「楽しみは『鉄道研究部』の活動です。2年生の夏合宿では、岡山県の津山まで遠征して、本物の機関車を見学したり、文化祭では巨大なプラレール展示を作ったり。趣味を共有できる友だちと過ごす時間は最高です。また、球技大会や文化祭、校外学習など、毎月のように行事があるのもいいところです。勉強が少しハードでも、リフレッシュしながら頑張れます」

卒業生インタビュー

増井 秀行さん

6ヵ年特進コース 2005年度卒/
現 学藝コース(中高六年一貫)

そのいざという瞬間に。

1988年、大阪府生まれ。2000年に履正社の6ヵ年特進コースに入学し、06年に京都大学医学部に入学。大阪赤十字病院、神戸市立医療センター中央市民病院での研修を経て、外科医の道へ。現在は京大大学院医学研究科消化管外科研究室で大腸がんの研究にあたる。趣味はドライブ。

  • ※インタビュー内容は取材時のものです

京都大学医学部を卒業し、外科医、そしてがんの研究者として活躍中の増井先輩。最近、医師の中でも合格率が2~3割という日本内視鏡外科学会の「技術認定医」の審査に合格し、ほっと一息ついたところだという。

「私が主に担当している胃や大腸など、消化器系がんの緊急手術の際には、内視鏡を使った腹腔鏡手術がよく行われます。お腹の小さな穴から入れたカメラを見ながら進めるので、出血量や、身体へのダメージが少ないのが特徴です」

子どもの頃から、山や海や川など自然の中で遊ぶのが大好きで、「手を動かすのが好き」だった増井さん。外科の手術は通常4~5時間、すい臓の手術などは12 時間もぶっ通しで続くというが、全く苦にならないとか。

「手術中は全神経を集中させているので、1~2時間は一瞬で過ぎる感覚です。患者様の負担を考えると、手術は1秒でも早く終えたい。常に最短経路を探しつつ、その時々の状況によって模範解答を出し続けていきます」

外科医と患者との接点は、手術だけではない。

「がんの手術は術後の合併症のリスクもあるので、3~6カ月に1度の定期診察を5年間続けていただきます。術前から含めると、長いつきあいになりますね。中には御礼の手紙を送ってくださる患者様もいて、自分の好きなことで人に感謝されるのは、とても幸せだと感じます」

履正社で過ごした6年間は、「熱血」の印象だという。

「先生たち、全員熱血でした(笑)。カリスマ性があって、単純に教えるのがうまい。生徒を集中させる力がかなり強かったです。勉強と遊び、学校と塾。メリハリのある生活を送らせてもらって、充実していました」

増井さんには、今でも忘れられない言葉がある。

「教室の前の黒板の上にかけてあったのが、『鍛錬千日、勝負一瞬』という言葉でした。外科医は、いつ手術に呼ばれるかわかりません。そのいざという瞬間に力を発揮できるよう、日頃の鍛錬が欠かせない。外科医にとって、かなり響く言葉だと思います」

今後は外科の世界で指導的な立場に就くことが目標、と語った増井先輩。人生は勝負の連続。履正社で培った向上心を胸に、今日も医の道を歩んでいる。

西郷 隆志さん

履正社学園豊中中学校 1989年度卒/
現 履正社中学校(3ヵ年独立コース)

社会に出てから気づくこと。

1974年、兵庫県生まれ。1987年、履正社学園豊中中学校に3期生として入学し、慶應義塾高校を経て慶應義塾大学経済学部に進学。卒業後は株式会社荏原製作所にて、中近東など海外向けにポンプの営業を担当。2004年にスターライト工業株式会社に入社。2022年、同社取締役社長に就任した。

  • ※インタビュー内容は取材時のものです

創業以来、80年以上にわたり独自の技術開発に取り組むグローバル企業・スターライト工業株式会社の代表取締役社長に、この夏就任した西郷先輩。履正社中学で学んだことで、社会に出てから思い起こすことがあるとか。
「我が社の理念とも共通しますが、履正社の校訓には正しいことを堂々と行うべしと掲げられています。経営をしていると、短期的な利益や私欲に目が行き、企業や社会人としての本質をつい忘れがちなのですが、履正社ではそういう思想を教わったんだなと最近改めて感じることがあります」

 神戸の自宅から片道1時間半かけて通学していた中学時代、「受験は高校受験で終わり」と考えていたという。
「昔から海外に対して興味がありましたし、『受験以外の学びや経験も大事にしたい』という気持ちがありました。その時間を作るためにも私立の高校を受けようと。履正社には同じような目標を持つ仲間が多く、モチベーションが高まる環境でした」

 見事に“初志貫徹”し、慶應義塾高・大に進んだ西郷さん。大学では経済学を学び、ポンプメーカーとして知られる荏原製作所では海外営業を担当。ヨルダンやエジプトなどの中近東で国家レベルの給水事業に関わった。

 その後、家業でもあるスターライト工業株式会社に入社。先代の社長を務めていた父の後を継ぎ、今や国内11拠点、海外8拠点、あわせて総勢1400人の社員を束ねている。

 グローバルな視座を持つ西郷さんに、これからの時代を生きる子どもたちに求められる力とは何か、聞いてみた。
「正直、今は決まった答えのないことが多い時代です。『今まではこうだった』もますます通用しない社会。安定した環境は存在しない。ただ、その不安定な社会の中でも必ず誰でも自分にできることがある。そのできることと向き合って学び、夢中になってほしい。自分がしたことで誰かに感謝される喜びって、受験で合格した喜びとはちょっと違いますよね。できれば学生のうちにそういう誰かの支えになる取り組みを経験してほしいと思います。自分の力、自分にできることで社会の役に立つのが社会人ですから」

 縁あってお子様も履正社中学に通わせた西郷さん。その目線は、常に時代の先を向いている。

教職員インタビュー

平賀 英児先生

理科

「なぜだろう」から
始まるよろこび。

兵庫県生まれ。理科部顧問を務める。2010年から天体観測会「スターウォッチング」の企画運営を担当している。

  • ※インタビュー内容は取材時のものです

10年前から続く履正社の「スターウォッチング」は、今や600名を超える地域の参加者を集める、関西最大級の天体観測会と言われています。そもそも、このイベントを始められた動機は何でしょうか。

「私は小学生の頃から星を見続けていますが、やっぱり自分が感動したものというのは、誰か近しい人や大事な人に見せたい。そういう単純なことだったと思います。それともう一つは、世の中には草花のように手助けがなくても見られるものもありますが、天体の世界は、望遠鏡が必要だったり、人工衛星が通る時刻を教えてもらったり、ちょっとした手伝いがあると突然世界が広がるものもある。そういう思いがありました」

これまで観測会を続けてこられた中で、やりがいを感じたことは?

「参加者の方が毎回感想を書いて下さっています。その中に色々なエピソードがあって、例えば祖父がなくなったばかりで家族の気持ちが沈んでいたけれども、皆で星を観られて久しぶりに笑顔がもどりました、というものがあったり。あるいは車いすで来られた方が、案内を務めた生徒に対して『ありがとう』と言って涙をこぼされたり。サポートする生徒たちにとっては、自分のしたことがわずかでも誰かの役に立っているということを実感する、とても良い機会になっているのではないかと思います」

自分もやってみたい、と思うような生徒に。

理科教育を通じて目指すものは?

「一番は、『ん? これはなぜだろう?』と思ってほしいということです。まずそう思わないと、知った後のよろこびはありません。そして実際にちょっとやってみる。『こうじゃないか』と仮説を立てて、『こうなるはずだ』と結論まで想像する。実際に調べてみると意外な事実がわかって嬉しかったり。それがどんどん意欲につながって自分で勉強もしていくと思うんです。そのサイクルを今、身につけてほしいです」

学藝コース(中高六年一貫)の強みは何ですか?

「3ヵ年と勉強の質は同じですが、高校入試を最優先にしなくてもよい分、時間はかかるけれども、将来の自分の職業観に直結するような、最終的に役に立つものをじっくり学べるところだと思います」

どんな生徒に入学してほしいですか?

「今は色々知らなくてもいいから、『知りたい』『見たい』『自分にもチャンスがあるならやってみたい』と思うよ うな生徒に来てほしい、と思っています」