民家集落博物館を見学しました(3年生・6ヵ年コース)

2016.12.19

12月15日(木)に、3年A組では社会科学習の一環として、服部緑地公園内にある民家集落博物館に行ってきました。

日本各地の古民家を12棟展示していて、中には、日本の重要文化財に指定されている民家もあります。各民家ともに、地域固有の風土・習慣を色濃く残しており、そこには土地の自然を活かし、調和しながら生活を営んでいた人々の知恵が随所に伺えます。

  
①堂島の米倉です。江戸時代、堂島には米市場があり、このような倉が多く建ち並んでいたことが想像できます。

  
②秋山郷の古民家です。屋根から壁まで、すべてが茅ぶきで、夏は薄く、冬は厚くふきかえるそうです。このような古民家は、もう秋山郷にも残っておらず、日本でも見られるのはここだけだそうです。

  
③日向椎葉の民家です。民家は急な斜面に沿うように建てられているため、横に並んだ部屋の奥行きが狭いつくりとなっています。

 
④南部の曲家
馬の産地で有名な南部藩の農家で、家に馬小屋が接続したつくりになっており、家全体がカギ型になっているのが特徴です。冬の寒さから馬を守るために、囲炉裏の暖が馬屋に伝わる仕組みになっています。

  
⑤摂津能勢の民家です。屋根が二面の切妻が一般的ですが、ここは屋根が四面になっている入母屋つくりです。屋根には桔梗の紋章があり、これは織田信長に仕えていた明智光秀の家紋で、彼が摂津・丹波地方を治めていたことから、この紋章が屋根に使われているそうです。

 
⑥飛騨白川郷の合掌造りの民家です
非常に大きな建物のつくりで、一つ屋根の下に何世帯もが一緒に生活していた様子がわかります。特徴的な屋根は、強い風雪に耐えられるように、急角度に設計されています。また2階、3階ではカイコの飼育が行われ、生糸を商品作物として販売していたことがわかります。

天気のいい中、生徒たちは社会科学習をしっかりと行っていました。

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