理科部夏期合宿報告

2019.09.09

生徒数111名という中学校最大の大所帯の「理科部合宿」は、8月28日~30日の2泊3日の日程で、
兵庫県多可町「青雲の家」で実施されました。
悪天候の中での合宿となってしまい、最大のイベント「天体観測」は2晩とも出来ませんでしたが、
それでも楽しい合宿となりました。


日本標準時子午線の通る町・西脇市の「にしわき経緯度地球科学館」にやってきました。
建物はそれほど大きくはありませんが、中味の濃い科学館です。
空中で止まって見える雨粒が不思議でした。


直径81cm巨大望遠鏡の操作を見学しました。その大きさには圧倒されました。
次は夜間に来て天体を見てみたいと思いました。


夜には室内で「キャンドルファイヤー」を行いました。おごそかな雰囲気の中で
キャンドルが点火されました。


体の動きを使ったゲームをしましたが、フェイクに引っかかっては皆で爆笑しまし た。
また教員の弾くギターに合わせて「青春の歌」を全員で歌ったりしました。
楽 しい時間はあっという間です。


 2日目は川魚のアマゴつかみで幕を開けました。簡単につかめると思っていたのは 大いなる過ちでした。


とらえた魚を見ると模様が美しく鮮やかで、売っている魚とは違っていました。
魚を自分で串に刺し、自分で焼きます。少しかわいそうでしたが「食べる」ということの意味を考えさせられました。


「水辺の生物の観察」が始まりました。が、生物の観察より水を掛け合うことに忙 しいこの行事は、
別名「杉原川の戦い」と呼ばれています。


鮎の泳ぐ川で童心に返り、泳いだり水を掛け合ったりして目一杯楽しみました。


川の周りにはいろいろな生物がいました。写真はイトトンボの仲間の「チョウトン ボ」です。



昼食は自分たちで発酵させ焼くピザです。ところが予定より長く発酵させたため    
PETボトルを開けた瞬間ピザ生地が爆発しました。中にはピザ生地が森の中に飛 んで行った班もありました。
私たちはそれを「空飛ぶ未確認ピザ・UFP」と呼び ました。


色とりどりのトッピングをのせました。あとは火の守り人「かまど係り」に託しま す。


林の中では、今や理科部合宿名物ともなっている「宝探し」が始まりました。
世界 中から集めた珍しい鉱物・原石、レアな化石などの名前が書かれた札を探します。
気合いが入ります。


夜には「宝の授与式」が始まりました。お店にも並んでいないものもあり、
上位の当選者が発表されるとため息がもれました。


悪天候による予定変更も多くあった合宿でしたが、大きな怪我もなく無事帰ってくることができました。
お世話になった、多可青雲の家の皆様、にしわき経緯度地球科学館の皆様、本当にありがとうございました。

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