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「第91回選抜高等学校野球大会において、応援団賞・優秀賞を受賞」

2019.04. UPDATE
 今年4月より理事長に就任いたしました。これから月に一度、みなさんに伝えたいことを「理事長だより」として発信していきます。よろしくお願いします。
 「平成から令和」へ。いよいよ新しい時代の幕開けとなりました。
安倍首相は「令和」について会見で「明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたいとの願いを込めた」と説明されました。
 「令和」と聞いて私がいいなぁと思ったのは、前理事長も非常に大事に思っておられた「和」という一文字が入っていることです。「昭和」にも入っていましたね。「和」のつく言葉を思い浮かべてみてください。「平和」「調和」「和解」「温和」など、人と人を結ぶ言葉に多く使われています。「和を以て貴しとなす」とも言います。聖徳太子が制定した「十七条憲法」の冒頭に掲げられたもので、仲良く争うことなく、それぞれが自分の考えを持ち、たとえ意見が違っても話し合ってお互いを尊重し合うという日本古来の価値観にも、「和」の文字があります。
 そして新元号発表で日本中が沸いた2日後、履正社高等学校に第91回選抜高等学校野球大会において、応援団賞・優秀賞を受賞といううれしい知らせが飛び込んできました。一致団結してできた「R」の人文字、吹奏楽の演奏と声援のバランスのとれた応援に加え、入退場の素早い行動にも高い評価をいただいたとのことです。
 甲子園球場という大舞台で映える応援をするということは、大変なことですから、それをやり遂げたみなさんを誇りに思っています。
 仲間のためにエールを送る。誰かの夢のためにみんながひとつになって応援した経験は、これからの人生にとって目に見えない財産になると思います。
 「これからも応援よろしくお願いします」。アスリートがヒーローインタビューでよく言いますよね。声援には大きな、大きなエネルギーがあるのです。今回は残念ながら頂点には届きませんでしたが、学校が一つになって応援する、まさにみなさんの「和の心」の熱い思いは、きっと野球部の次なる夢につながることでしょう。ひたむきに応援してくれて本当に「ありがとう。」
2019年4月
学校法人履正社 理事長
釜谷 等