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「心が変われば」

2020.06. UPDATE
 「絶対日本一をとる!」「今年こそは入賞したい」。そんな思いで日々クラブ活動に打ち込んできた、特に3年生のみなさん。今年はいつもの春・夏という訳にはいきませんでした。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、甲子園、高校総体、コンクール、中学校の大会などなど、体育会系、文化系クラブともに、本来であれば開催されるはずの多くの大会が中止になりました。勝利のために、夢のために、朝早くから夕暮れまで、グラウンドやコート、体育館、教室で。ハードな練習にも耐え、仲間と競い合い、励まし合い、額の汗、涙あり笑いありと、青春の限りを尽くした、そんなみなさんの気持ちを思うと言葉になりません。逞しく、強い心ですでに前へ進む人もいると思いますが、この日のために目指していたものがまさか打ち砕かれてしまった。気持ちの整理がつかない人もたくさんいると思います。悔しいやら、どこに怒りをぶつけたらいいのやら様々な思いが駆け巡っているのではないでしょうか。

 「可哀想だ」「次があるさ」「将来の糧になる」、まわりが優しいことばで、なんとか励まそうとエールを送ってくれることもあるでしょう。でも、そんな励ましも今は届かないかもしれません。理不尽な辛さ、悲しさは、究極のところ遭遇した本人にしか分からないと思います。でも、本人にしか分からないからこそ、本人の力でしか乗り越えられないとも思うのです。

 だから気持ちを切り替えて、次の一歩を自分の脚で踏み出してください。そのためのひとつのヒントにしてもらえればと次の言葉を紹介します。

 「心が変われば 行動が変わる

  行動が変われば 習慣が変わる

  習慣が変われば 人格が変わる

  人格が変われば 運命が変わる

  運命が変われば 人生が変わる」

出典は不明ですが、元メジャーリーガーの松井秀喜さんが座右の銘としている一文だそうです。

 「心が変われば 行動が変わる」。

 このことはクラブ活動に夢をかける人たちだけではなく、今、この状況の中にいる多くの人にも共通することではないでしょうか。

 「新しい生活様式」「アフターコロナ」などの言葉が飛び交っていますが、突然、私たちの世界が一変し、価値観、学び方、働き方、人との接し方、経済活動のあり方など、様々なものが物凄い勢いで変わっていきつつあります。そのような中、勉強、受験、将来のこと、日々の生活のことなど、不安になることがあると思います。でももし、ネガティブな気持ちになってしまっていたら、心を、気持ちを、考え方を変える。「しっかり、まっすぐ、前を向く」。そうすれば夢や目標が近づいてくる。そんな例をたくさん見てきました。今年はスタンドからの応援はできませんでしたが、履正社はそんな夢を追いかけるみなさんをいつも、いつまでも、応援団としてエールを送っています。

2020年06月
学校法人履正社 理事長
釜谷 等